いつの間にか財布に入っていた、平成二十一年の500円玉
気にしなければ気になりませんが・・・意外といろいろな500円玉が、財布を出たり入ったりしているようです。
ほかにも現行のものとは違いがありますので見つけてみてください。
さて、ここまで全く音楽に関係ありませんでしたが、
少しは関係させなければ。
木管楽器とはいえ、金属のパーツはありますし、フルートやサックスにいたっては、外見はまったくの金属ですね。
さてここで問題です。この漢字は何と読むでしょう?
「鍍金」
ときん?歩兵が出世したのではありません。
答えは、「めっき」
私の楽器は何めっきなのでしょうか?銀めっきなら、さびると黒くなってくるので、銀ではないようです。ニッケルめっきでしょうか?
500円硬貨は、以前のものは今の100円硬貨と同じく、「白銅貨幣」というそうですが、今のものは「ニッケル黄銅貨幣」といって、材質が違うのですね。
(参考・独立行政法人造幣局のサイトには、「年銘別貨幣製造枚数」というデータが載っています)
「ニッケル」という金属は、ニックという「悪魔」のことを意味することばからできたそうで、掘り出して「銅(クッフェル)だと思ったら銅じゃなかった・・・くそっ、ニックめ!」というところから、クッフェルニッケルという名前がついたというあいまいな記憶を頼りにネット検索すると、どうやらそんなかんじのようです。
フルートのカタログを見ると、洋銀とか洋白ということばがよく出てきます。銅、亜鉛、ニッケルを合金にしたやつで、今の500円硬貨のニッケル黄銅というのは、これらの成分比のパーセントが異なるものだそうです。 ちなみに、亜鉛を無しにして、銅とニッケルを3対1の合金にしたら、白銅で、前の500円や今の100円玉になるのです。
フルートと500円玉は、原子まで分けたら同じものでできているんですね。