「のノ字」と呼ばれる独特の形をした内臓脂肪。
海藻類を食べているからか、独特の匂いがあり
食されない地域が多いようだ。
紀州では、その独特の匂いが旨さで一夜干しなどは
結構人気がある。
磯釣りでも、餌には「酒粕」を団子にして釣る。
岩手県以南。西太平洋、インド洋に分布。
体はだ円形で強く側扁する。
体の背腹縁は同じようにもりがある。吻(ふん)部は丸い。
口は小さい。両がくに門歯状の小さい歯があり、
前じょ骨と口がい骨には歯がない。
頭部は上方にのみうろこがある。
腹びれ前縁と後縁に各1本のとげがある。
体色は暗褐色で多数の小さな白色斑がある。
体長30cm。沿岸の海藻域に生息。時には
大きな群れをつくる。雑食性。きょく条に毒腺がある。

たいひらめだけがじゃない!

一般的にはあまりお目にかかれないけど美味しい、姿からは想像できない味・・・
と、いう魚を特集しました。  題して・・・

   「食用珍魚」(しょくようちんぎょ)   


あいご「アイゴ属」あいご科 学名:Siganus fuscescens (英)Dusky spinefoot

鮮度の良いのは、暗褐色というよりも緑色が強い。

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☆地方名:アイ、アイノウオ、アエ、イタイタ、ウミアイ、エエノウオ、ネションベン、バリ、バリコ、ヤイ、ヤエノウオ


白身の美味しい魚ですが、鮮度が落ちると一気に嫌な匂いがするので、扱いにくい。
     一夜干し、塩焼き、刺身、洗いのほか、煮付けも旨い!