たいひらめだけがじゃない!

一般的にはあまりお目にかかれないけど美味しい、姿からは想像できない味・・・
と、いう魚を特集しました。  題して・・・

  「食用珍魚」(しょくようちんぎょ)いざりうお

まつかさうお「マツカサウオ属」まつかさうお科
学名:Monocentris Japonica (英)Pinecone fish

南日本。シナ海、インド洋、オーストラリア北西岸に分布。
体は楕円形。腹びれきょく条は極めて強大。

 

鼻っぱしらの雰囲気、まるでプラスチックみたいやで。  


背びれきょく条も強大。
き膜がなく、左右交互に傾く。下がく先端直後に卵円形の発光腺が一対。
ここに共生するバクテリアによって発光。うろこは強大で厚く、尾柄(びへい)を
除く全体に硬い甲をなす。体色は黄色。体長15センチ。美味。

 
左むけ〜ヒダリッ!

地方名:イシガキウオ、ウミスズメ、エビスウオ、エビスダイ、グソク、ゴゴウオ、シャチホコ、タイノオトト、
      ヨロイウオ、ヨロク、
これは美味い。
    魚屋の店頭に並ばないわけは、水揚げ量が少ないし、獲れてもその美味さから
    ほとんどが漁師さんたちが自分たちで食っちまうからです。

    硬い甲冑みたいなうろこですから、下処理などできません。
    そのまんま、熱湯に放り込んで、しばらく茹でるだけ。

    あとは、手でうろこをはがして、小さい身をむしりとってポン酢で食う。
    醤油味で煮付けてもいい。意外にもほんまに美味いですよ。