熊野古道
   かつて、熊野三山を目指して旅人が杖をつき通った古道が、”熊野古道”です。
   その参詣の軸となったのが京・大坂からの紀伊路、特に大辺路・中辺路・小辺路とある
   順番の中で中辺路が良く利用されました。
   まず、京都の下鳥羽から船に乗って淀川を下り、今の大阪天満橋の西方八軒家に上陸
   した後、泉州を通って紀伊国に到着し。そして海辺を南下し、田辺からは山間に開かれた
   中辺路を通って、熊野本宮大社を巡り、那智山青岸渡寺の後方にそびえる妙法山にのぼ
   り、大雲取の険路を超えて本宮に戻って帰途につく・・・・・・というのが順番でした。
   人々はこの道のりをさまざまな祈り・願いを抱きながらおよそ一ヶ月かけて歩いたと言います。                        
熊野古道 高野坂
                                              熊野古道 高野坂の展望台より
←熊野古道修復工事の状況です♪