帰国
18日。朝8時ホテル出発。現地ガイドさんも添乗員さんもいるというのに、チェックインは自分でしなさいということだった。昨年、アメリカでテロが発生して以来、そういう風になったらしい。ただし、横で見ていてくれるので何かあったら言ってくれる。旅行中ほとんど買い物をしていなかったので免税店で色々買った。ただしサグラダ・ファミリアの置物はあとで買わなければよかったと後悔した。陶器の人形をあとで見つけて買ったので、置物は一つでよかったと思った。その他買ったものは満足している。ロエベがあったが、気にいったものがなかった。KLMオランダ機で予定の10:05発より少し遅れてアムステルダムへ飛んだ。アムステルダムの免税店でも物色した。ブランド品を全く買っていなかったので何かめぼしいものがないかと見に行ったが、イマイチだった。でも今までを振り返ってみても、アメリカ旅行以来ブランドものは買っていないことに今気づいた。いつも空港の免税店はのぞいてみるのだが・・・。
関空行きの飛行機の出発はかなり遅れた。多分1時間くらい遅れただろう。オーバーブッキングで、降りるところが東京でもいい人は言ってくださいという放送があった。ゲートの係りの人にけんか腰で文句を言っている人がいた。多分あの人達はあぶれたのだろうと思った。私たちはマドリッドで乗換の分も席をとっているので大丈夫だった。私がアメリカ旅行の時は、ツアーであるにもかかわらずオーバーブッキングに合ってしまい、ビジネスクラスにまわされた。かえっていい思いをしたものである。そういうこともあって出発が遅れたのだと思う。
機内は行きのときより寒かった。長袖シャツを着ていたが薄すぎた。ブランケットを肩まで引き上げても寒かった。機内食を食べたあと、体は少し温まった。それでも充分ではなかった。酒でも飲んで暖まって寝ようと思った。ワインを飲んだ後少し寝た。目が覚めたとき、ちょうど「I am Sam」が始まったばかりのようだったので、すっかり目が覚めてしまったのだった。この映画は知的障害者の父がどうやって娘を育てていくかという内容で興味があった。見始めたらすっかり感情移入してしまった。よい映画だった。そして、タイムマシンも見てしまった。中世の時代(?)にタイムマシンを発明して様々な時代にワープするというあり得ない話だが、まあまあ面白く見ることができた。途中、アイスクリームとカップヌードルの選択メニューが出た。足がむくんでだるいし寒かった私は当然カップヌードル。でも機内でカップヌードルは初体験だなぁと変に感動した。機内食の量が少な目だったので平らげても胃にもたれなかった。パンを普通なら1個しかもらわないのに、2個もらったにもかかわらずである。2回目の機内食も完食。結局そのまま関空に朝9時5分に着いた。予定では機内で寝るつもりだった。そうすると時差ぼけがなくなると思った。でもうまくうまくいかなかった。電車で帰り、結局その日は頭が重いにもかかわらず、夜の10時まで起きていた。そして寝た。次の日は朝から出張が入っていたので普通に起き、夕方まで研修を受けてきた。時差ぼけは一気に解消できた。
それと、帰って最初に母が発した言葉が「ヨーロッパ洪水やで」だった。現地でドイツが洪水だと言うことはガイドさんが言っていた。早速インターネットで調べてみると、黒海の温度上昇で大雨が降り、下流の街々に洪水をもたらしているということだった。チェコのプラハのカレル橋が流失の危機という記事もあった。実は、私は6月頃は夏の旅行はスペインよりもベルリン、ウイーン、プラハ、ブダペスト周遊コースを考えていた。旧東欧圏に行ってみたかった。しかし、それだと10日間コースになり、休みの予定から行けそうにないということでスペインに変えたのだった。もし、無理に休みをとってそっちにしていたらどういうことになっていただろう。暑くてもスペインにしてよかったと思った。何度も言うようだがゲルニカ見てよかった〜