00/01/26 (水) カメラ」

 勤務先の学校で全校あげてお鍋会をした。先生も入って6人ずつの班に分かれ、班で鍋の味付け、内容を決めた。私達の班はちゃんこ鍋。ミソ味。他の班は水炊きが多かった。班の分以外に全校で1つのイノシシ鍋も用意した。ぼたん鍋ともいう。ミソ味、ニンニク3個をスライスしたものを入れた。久しぶりに食べたが、ニンニクの味がよく利いて美味しかった。昨夜の地方紙に、イノシシの肉の人気が落ち目で、このままだと村の産品店では安売りをしなければならないという事が書かれていた。
 それはさておき、お鍋会にアメリカ人の23歳の女性の先生が参加した。彼女はニコンの1眼レフカメラを持ってきており、生徒の様子を撮っていた。私は学校を出て、三菱電機で半導体開発の仕事をしていた。確か13年位前だったと思うが、1眼レフで初めてのオートフォーカスカメラが発売された。ミノルタα7000である。このカメラが世に出る前、隣の課の人から、「今度すごいカメラが出るよ、その中にうちの会社のICが8個入るんだ。」ということを聞いた。予想したように、発売されて、かなり話題になり、よく売れた。ICを設計した人達は社長表彰を受けた。その頃、コンパクトカメラでは撮りきれない距離の撮影をしたいと思うことがあったので、大枚はたいてα7000を買ってしまった。70ミリと200ミリのレンズ2本も。重かったが、そのカメラを持って伊豆の踊子が歩いた所を歩いたりした。その頃、女性が1眼レフを持つのは珍しかったと思う。周りから見れば生意気に見えたかもしれない。最近は1眼レフを持つ女性をよく見かける。年輩の方でも三脚持って撮影していたりする。時代は進んでいる。