2000/07/26  「向田邦子さんのこと」

向田邦子さんは20代の私には憧れの人でした。青山に一人で猫とマンションに住み、自分が気に入った陶器などに囲まれた暮らし。海外にもよく出てましたね。それで台湾上空で亡くなってしまったんですけどね。料理好きの彼女でもありました。雑誌クロワッサンに載っていた彼女のレシピを見てよく作りました。和食ですが、ちょっとした工夫があり、美味しくできましたよ。それに、今でも毎年お正月にする田中裕子主演の向田邦子ドラマ、これはもう10年以上私は見るのを欠かしたことないです。ビデオに撮ってでも必ず見ています。昭和10年代の時代背景がいいですね。相手役の小林薫も色っぽいし。彼女は若い頃、それはもう綺麗でおしゃれでした。写真がたくさん載っている文庫本を以前買いました。彼女は帽子作りを習い、自分でつくった帽子をよくかぶっていましたがそれもとてもよく似合ってました。ちょうどオードリーヘップバーン全盛の頃と重なるんじゃないでしょうか。ウエストがキュッと絞まったスーツとヘアスタイルでそう思います。寺内貫太郎一家(小林亜星と西城秀樹が親子喧嘩をしてたやつです)、ムー(きききりん・・字がわかりません・・がジュリー!と体をくねらすやつです。郷ひろみも出てましたね)なんていうコメディドラマも彼女の作品で、とても面白かったです。また、文章ではご自身のお父様との関係を題材にして書いたものが特に面白かったように思います。