2001年1月21日 椎茸栽培

 椎茸を作ってみることにした。 10日ほど前、ホームセンターのチラシで椎茸菌とホダ木の広告を見た。ところでホダ木の事を、ここ和歌山県日高地方ではボタ木というが、この文では標準語のホダ木と書く。勤務校が山間部なので、学校近くでも椎茸づくりをしているのを見かける。菌入りホダ木が980円。菌なしホダ木が580円。菌もそう高いものではない。総合学習のヒントになるかもしれないと思った。それで父と買いに行ったら、ホダ木は少ししかなかった。5本くらい買おうと思っていたが、
父「あんまりええ木ではないなぁ。売れ残りやろな。こんなんなら誰かにもらえよ。」
私「そやけど、椎茸栽培は皆生活がかかってるしなぁ。とりあえず菌入り2本と菌なし1本買うわ。」
ということで菌と3本買っておいた。
 帰宅して、やっぱり菌の数が余るということで父の知り合いにホダ木の事を聞いてもらうことにした。長さ2cm、直径9mmくらいの木(コマという)に菌を繁殖させているが、そういうのが袋に500個ほど入っていた。知り合いの人は以前は椎茸を作っていたが今は作っていなかった。しかし、近所の人に聞いてくれてクヌギのホダ木を5本分けてもらえた。ありがたかった。もちろんお礼はしたが、人の親切を実感した。
 先週はとても寒かったし、学校行事も入っていたのでコマ打ちはしなかった。日曜の今日、天気もよかったのでコマ打ちをした。何しろ私にとっては初めての経験なので、父に教えてもらいながらやってみた。わかったこと、やったことは、
@ホダ木というのは秋にナラやクヌギの木を約1mの長さに切ったものである。乾燥しないように雑木林などに置いておく。
Aちょうど今頃、ホダ木にコマ打ちをする。
Bまず、ホダ木に25個くらいの穴を開ける。300円くらいの「穴開けポンチ」というのがあってそれをトンカチで打つ。ポンチは8mmのものがよい。深さ2cmくらいになるまで打つ。もしあれば電動ドリルで開けてもよい。その場合は8.5mmの刃を使う。

Cコマを入れてトンカチで打つ。
コマを打ったら→
D日陰に横に寝かしておく。ただし、下に枕木を敷いて直接地面につかないようにしておく。
E春になったら木をたてる。
と、手順は簡単。私はポンチとドリル両方の方法でやってみた。断然ドリルの方が楽だった。
 今度の秋には椎茸が出る予定。5,6年は毎年椎茸が出るらしい。一つのホダ木から2,3個出るらしい。5,6年たつとホダ木自体に栄養がなくなり木はフワフワになってしまうらしい。うまくいけば毎年できるということで楽しみがまた一つできた。


その後椎茸は2002年11月に初めてできました。