2003年3月21日   華岡青洲の里

世界で初めて麻酔薬を使って手術をした華岡青洲ゆかりの地を訪ねました。場所は和歌山県那賀町、国道26号線沿いに表示が出ているのですぐ行けます。19世紀前半の時代に偉業を成し遂げ、壱岐以外の全ての藩から弟子が教えを請いに来たそうです。内外合一・活物究理(ないがいごういつかつぶつきゅうり)をモットーに診療を続け、贅沢をせず、藩医を断って民衆を診たそうです。ただし、晩年になって藩医になったみたいです。

*内外合一とは・・・内科医であっても,外科の知識が必要で,外科医であっても内科の知識をわきまえていなければ医療はできないという意味
*活物究理とは・・・昔からの習わしに従ったり,以前の経験に頼ったり,他の医師から聞いたりして医療を行うことは最も慎むできことで,観察が非常に大事であり,それでわからなければ実験により治療の対象となる患者,病気の個性,特質,真理を究めなければならないという教え。
春林軒 春林軒母屋
麻酔薬に調合した6種類の薬草のうちの主成分 レストランや売店があります
公園になっているので家族連れが遊んでいます