根室・釧路旅行(2008/07/29〜8/2)

航空券はマイレージの特典で無料。手数料2800円は要った。
根室グランドホテル2食付きで1泊13600円
釧路オーシャン1泊4000円、朝食サービス(ローソンのサンドイッチかおにぎり2個7時〜9時)で3泊した。

7月29日(火) 青春18切符使用
御坊5:36〜6:39和歌山 6:44〜7:53天王寺 西側アポロビル奥あべの橋バス(予約不要620円)8:05−8:35伊丹空港 (ANA983)9:30−11:30 釧路空港阿寒バス(自動販売機910円)11:45−−12:15釧路駅13:11 (根室本線普2420円)−15:28根室駅                           根室グランドホテル泊
他の人がいないことをいいことに釧路駅のホームで有名な駅弁「たらば寿司」を食べる。北海道のフキは葉がとても大きい。白いセリのような花が目立つ。ホテルチェックイン後、付近をうろうろする。港まで行くとテトラポットの中で中学生4人が学校のジャージ姿のまま遊んでいた。どうやら基地にしているみたいだ。夕日が綺麗だった。しばらくすると、曇ってきて急に寒くなった。薄い長袖シャツでは寒かったのでホテルに急ぐ。ホテル展望台からは島は全然見えなかった。夕食は7時にしてもらった。量は多いが、味は普通。花咲ガニは期待していたのに、トゲがあって食べにくく、風味もない。

7月30日(水) 青春18切符使用
根室駅から観光バスのさっぷ号(予約不要ABコース2200円) 根室8:25−納沙布岬−根室駅10:55−風蓮湖−13:25根室駅13:50−16:13釧路駅(2420円)
釧路オーシャンホテル泊
定期観光バスAコースは客10人だった。霧で景色は全然よくない。車石がある海岸も霧で近いところだけ見える。エゾノハナウドという白い花が咲き乱れている。納沙布岬からは一番近い島でさえ見えない。赤いハマナスや黄色いエゾカンゾウが少しあった。Bコースは客3人。風蓮湖の道の駅「スワン44」でエスカロップ(トンカツとライスとサラダを一つの皿にのせたもの)を740円で食べる。遠くにタンチョウのつがいと雛を確認し撮影した。風蓮湖周辺には30つがいほどいるらしい。
春国岱(しゅんくにたい)は野鳥で有名。バスを下りて木道を歩いた。
見えた鳥は、アオサギ多数、ミヤコドリ?10羽ほど、巻き貝の殻が木道に散乱。アサリやオオノガイも多いらしい。
オンネトーにマガモが5羽ほどいた。シベリアへ行かずにここで繁殖するものもいるそうだ。
鶴居村に入ると、タンチョウを遠くに5羽ほど見た後、割と近くで2羽見た。この季節、これだけ見えるのは運がいい方だそうだ。
夕食は和商市場内の佐藤商店で勝手丼を食べた。別の店でご飯中盛り200円で買い、希望する具を載せていった。ウニ300円、エビ、サンマ、いくら、ホタテで1300円。
夜景の写真を撮りに幣舞橋まで行った。夕焼けが綺麗だった。

7月31日(木)
釧路市内フィッシャーマンズワーフMOO、幣舞橋、港文館
阿寒バスくしろ湿原一周号(ネットから予約済み)2,950円 釧路駅前(14:00発) 〜 釧路空港(乗車可14:40発) 〜 丹頂鶴自然公園〜 釧路湿原展望台〜 下雪裡(下車可16:05着) 〜 コッタロ湿原展望台〜 細岡展望台〜 MOO、釧路プリンスホテル(下車可) 〜 釧路駅前(18:35着)
釧路オーシャンホテル泊
港文館は石川啄木記念館。とても興味深く展示物を見ることができた。予定していなかった歌碑めぐりをすることにした。南大通りにある歌碑をいくつか写真に収めた。石川啄木はとても有名な歌人だが、私生活では女たらしで遅刻欠勤が多くどうしようもない人だった。それでも魅力ある人だったんだろうな。金田一京助や若山牧水が援助していたし、女の人にもとてももてていたらしいから。私の会社員時代の同僚で啄木にそっくりな西村さんのことを思い出した。フィッシャーマンズワーフ内でサンマ丼500円を食べた。初めは美味しかったが、サンマの量が多いのと油っこいのとで食後もたれた。
定期観光バスの客は4人。自然公園ではタンチョウが間近に見られた。釧路湿原市立展望台は入場料をとる割には、あとから行った展望台に比べて眺めは一番よくない。コッタロ湿原展望地からは水を飲んでいるタンチョウを1羽、エゾジカ数頭を見た。1羽ということはつがいになっていない個体らしい。細岡は一番有名な展望台。雄大な景色だった。
夜は、駅の食堂で醤油ラーメン630円を食べた。細縮れ麺でスープは少し辛い。



8月1日(金)
釧路駅5:59−6:30塘路駅出迎え 7:00より11:00まで塘路ネイチャーセンター カヌー丹頂コース予約済み21000円 午後 サルボ、二本松等散策 塘路駅16:19のろっこ号指定席−17:14釧路
釧路オーシャンホテル泊
前夜買っていたおにぎりを食べてホテルを出た。心配していた天気ももってくれてカヌーを楽しめた。コースは50石から二股までの18km、4時間。ガイドはyasu斉藤さん。
1時半ほどで中州にて休憩、コーヒー&クッキー。中州にタンチョウの足跡を見る。このコースの客は私たった一人だった。おかげで静かな雰囲気を楽しめた。長袖シャツでも途中、寒かったが我慢できないほどではない。タンチョウは二股から塘路湖へ少し遡ったところに2羽いたが、木が邪魔で撮影できず。

確認生物:キセキレイ多数、カワアイサ、マガモ♀、ベニマシコ1、アカゲラ、スズメ、エゾセンニュウ、カワセミ、センダイムシクイ鳴き声多数、アオサギ、イソシギ、エゾシカ10頭くらい。タンチョウ2羽。
ホザキシモツケ(ピンクの花、エゾセンニュウが花の下に潜入)、ヤナギ、ヤチダモ、オニグルミ、エゾノウワズミザクラ(紅葉している。5,6月に白い小さな房状の花が咲き、8月には紅葉)、クサソテツ(シダ植物、大きな葉、若芽はコゴミという)
ノビタキ(塘路湖の横、二本松までの道沿い)

塘路駅前の食堂で餃子定食(700円)を食べる。手作りでキュウリの酢の物、ほうれん草のひたし、すまし汁がついて美味。
二本松展望地まで往復6kmの道を歩く。歩いている人は他にいない。砂利道で車が通ると埃が舞う。二本松は観光地化されていなくて、登り口の表示がなかった。二本松橋まで行ってしまった。元来た道を戻り、寂しい道を見つけたので上って行った。しかし景色は細岡より絶対上。一人で絶景を眺められた。あとで入った駅前の民芸屋さんのご主人に何故観光地にしていないのかときくと、地元の人が秘密にしたいからじゃないかなと言っていた。
塘路駅まで戻ったら、JRのろっこ号が運休。釧路と東釧路の間で不発弾が見つかり、JRが止まってしまったとのこと。ノロッコ号の指定席をとっていたが、乗れずじまい。
アイヌの夫婦がやっている民芸やさんでイモダンゴを食べた。ジャガイモともち粉を混ぜて油で揚げ、砂糖醤油をかけただけだが、とっても美味。たった200円で得した気分。
なんとかJRの計らいでタクシーで渋滞をさけながら釧路には戻れた。料金は5000円以上をさしていた。釧路は今日から3日間お祭り。しかし、この事件で今晩の大漁パレードは中止。22年ぶりの北海道、滅多にない事件に巻き込まれた。
和商市場でお土産を買う。ロイズのチョコチップス690円と六花亭のマルセイバターサンド10個入り1150円。お祭りなので近くの幸町公園で炉端をやっていた。和商市場の店員の話では一人でもOKだと言っていたが、やっぱり、一人で焼くのは気持ちがのらなかった。それで駅前に行ってみると、露店が出ていて、大きなテーブルで一人で食べている人がいた。ホタテ300円、焼き鳥1本100円3本、げそ100円、生ビール400円を食べて満腹になった。

8月2日(土)
阿寒バス釧路駅(自動販売機620円)9:45−10:20釧路空港(ANA982)12:00−14:05伊丹 

昨日までと違い、朝から雨。予定していた時刻より1便早いバスで空港に向かった。
空港3階にある福寿庵でタンチョウそばを食べる。クロレラ入りの緑色をした手打ち麺がたっぷり。その上に山かけ、海苔、いくらをたっぷり。汁は冷たい。1365円と高めだが、それに値する逸品。霧で視界は悪いが予定通り飛び立ち、順調に進み、伊丹に下りた。根室、釧路はずっと最高でも20℃ちょっとで快適に過ごせた。関西はやはり暑かった。釧路、また行きたい。