京都学年旅行(2008/03/14〜15)

3年所属のメンバー7人で一泊二日の京都旅行をした。行き先について色々案が出たのだが、結局私が提案した京都ということになり、幹事は私がすることになった。職場の旅行というのは、なんといっても美味しいものを食べることがポイントになると思っているので、それから決めていった。誰かが、舞妓さん体験云々と言っていたが、想像するに不気味に思われたので、その代わりに舞妓さん遊びをしようと思った。ガイドブックや駅でもらったパンフを見て一見さんでもお安く体験できるものがあることがわかったので、それを予約した。ホテルは夜遊びに便利な河原町のビジネスホテルを予約した。直前になって新撰組、壬生の屯所見学を思いついて入れた。

午前9時頃より、K先生が自分のエリシオンで、それぞれを自宅近くでを拾っていった。夕食を午後5時に予定していたので、昼食を早めの岸和田SAでとった。京都には12時半頃到着。早速、壬生の屯所(八木家)へ行った。芹沢鴨達4人が惨殺された部屋、鴨居に残った刀傷、鴨がけつまずいた文机を見た。説明をしてくれたのでよくわかった。その後、八木家が今、生業としている鶴屋で屯所餅と抹茶をいただき(これは入場料1000円に含む)、新撰組グッズと屯所餅をお土産に買った。

すぐ近くにある壬生寺では、芹沢鴨の墓、近藤勇の胸像などを見た。壬生寺の境内で沖田総司らは子ども達と遊んだそうだ。

ホテルに行くには早かったので、二条城に行くことにした。私は、ここは何回か来ているが、他の人たちは初めてのようだった。うぐいす張りの廊下と、狩野探幽の襖、表裏が異なる模様(片方は孔雀)の欄間が必見。今回、私にとっても初めての本丸跡まで行ってみた。それで二条城では結構歩いた。雨が降っていたので足許が悪く、革靴で来ていた人は難儀していた。

ホテルアルファの近くにある民間駐車場に車を入れ、午後4時頃チェックイン、しばらく休憩。4時40分からタクシーで平安神宮横の料亭「六盛」まで行った。15分くらいで着いた。六盛は内装が豪華で、階段は総大理石だった。料理のランクで部屋が分かれていて、私たちは2階。メニューは「3月のおすすめ」を予約していた。
一人6,300円(税込み・サ別 個室の場合15%)

・うすばり湯葉造り
・木の芽和え
・若筍煮
・青竹筒焼き(鴨ロース・車海老・烏賊・うずら玉子・椎茸・青唐)
・手をけ弁当
・フルーツ
・炊き込みご飯
・赤だし
・京野菜のつけもの

すべて美味しいのだが、皆、手をけ弁当に入っていたカボチャと鰆が家で食べるものと違うと感嘆していた。京料理は薄味というが、ちょうどいい感じで出汁がきいていた。

6時半頃食べ終わり、そこからタクシーで清水まで行った。ちょうど東山花灯路の初日で、これがこの旅行のメインイベントである。歩いて清水寺の入口から、八坂の塔、高台寺、知恩院三門と北上して行った。
高台寺では、狐の面をかぶった白無垢の花嫁さんを見た。なんだか怖かった。まさに「狐の嫁入り」である。八坂神社から四条、木屋町と歩いていった。木屋町の地酒屋へ行った。皆、よく食べ飲んでいた。私は、六盛で満腹になり、ほとんど飲食しなかった。12時頃、そこを後にして、私は一人でホテルに戻った。翌日の話では、カラオケ(6人)、ラーメン(4人)と続き、一番遅い人たちは3時半にホテルに戻ったようである。

朝食は8時。しかし、8時に来たのは私一人。8時20分頃、二人が来たが、若手が起きてこないので、出発を予定の9時から9時半に延ばすことにした。幹事の私は、9時頃、若い人たちに電話をかけてまわった。

南禅寺近くの駐車場に車を入れ、そこから散策。有名な南禅寺山門に登った。ここも私は何度も来ているが、初めての人が多かったので記念に登った。それからドラマロケによく使われる水路閣から琵琶湖疎水を上っていった。水力発電所やインクラインの線路があった。インクライン沿いに下っていき、琵琶湖疎水記念館へ行った。ここは新しい建物で入館料無料だが、展示物は結構興味が持てた。天気が良く、水の流れが爽やかだった。

ちょうど良い時間になったので、11時半に予約していた料亭「順正」へ行き、湯豆腐会席を食べた。同じ内容で昼5000円、夜6000円なのだが、ネットで予約していたので4500円だった。
先附 前菜 向付 吸物 焚合せ 温物 焼物 酢物 止椀 ご飯 香物 水物
食事後、暖かい日差しの中、順正書院の縁側に腰をかけて美しい庭を眺めた。
紅葉も桜もないのに、多くの客で繁盛していた。これがシーズン中なら、予約は取りにくいだろう。

一見さんでも遊べるお茶やさん,、ぎをん丸梅で舞妓花の席(一人4800円)に予約を入れていた。予約は3時から3時45分。いったん花見小路にある店を確かめに行き、そこで解散。1時間ほど自由行動。私は、烏丸通で縮緬の店を見つけ、そこで可愛い袋物など買った。

お茶やさんに入る前に代金を支払った。中に入ると、可愛い舞妓さんがちょこんと座っていた。福島の彩乃さん。17歳。デビューして2回目の仕事だそうである。この世界に入って1年、東京出身なので京都弁と標準語が混じる。小柄で丸顔の舞妓さんらしい人である。抹茶と干菓子をいただきながらおしゃべり、舞い、記念写真。

錦市場で解散し、新京極、寺町通りなどでお土産を買い、京都を6時前に出発、岸和田SAで夕食、御坊には9時頃着いた。