4日目 1月7日(金)

今日は帰国する日。9時半から開いているCD屋さんに行くことにした。そこで、イケメンですね2枚と華麗なる遺産の3枚を買うことに決めた。リムジンバスの1万円を除いても、7万ウォンは余るが、これは次回に置いておくことにする。

9時25分頃店に行くと、既に開いていた。3階に行き、お目当てのCDを見つけた。免税はできるのかと聞くと、ネイティブな日本語で「できません」と返事があった。日本人みたいだった。1枚14500ウォンの計3枚を買った。

ホテルの部屋に戻り、フロントに電話してリムジンバスの時刻をきいたら、ちょうどよいのがあったので、急いで荷物を詰め、部屋を後にしてチェックアウトした。
ガタガタ道でーツケースを引いていくのは大変だった。途中で、キャスターにガタがきたのか思うように引けなくなった。仕方ないので半分持ち上げながら行った。寒いはずが汗をかいた。やっとのことでセジョンホテル前に着いて、帽子とコートを脱ぎ、汗をふいた。マフラーをするかどうか迷ったのだが、しなくて正解だった。すぐにバスが来たが、これは6001番の金浦空港周りの仁川行き。10分ほど待つと仁川行きのバスが来た。現金で1万ウォンを払って乗り込んだ。中はやはり暖かいのでコートを脱いだ。来たときとは反対側に座ったので、漢江がよく見えた。凍っている部分が多かった。遊覧船には、また季節のいいときに乗ることにしよう。

予定通り70分で仁川国際空港に到着。そこからが大変だった。スーツケースのキャスターの調子が悪いので半分持ち上げたりしながら一番奥にあるM14のカウンターまでたどり着いた。M14はアシアナのインターネット又はモバイル予約専用のチェックインカウンターだ。そこで免税品を荷物に入れていると言ったた、荷物にそれ用のタグを貼ってくれて、図に描き、Jカウンターへ行き税関のスタンプを押してもらってくださいというようなことを英語で説明された。ところがJカウンターへ行っても税関らしき場所はなかった。アシアナ空港のカウンター前に立っていた若い女性にきいて説明書を見せても日本語が通じなく、アシアナはJではなくLかMだ言うばかりでらちがあかない。インフォメーションと書いたところに居た年配の女性に同じようなことをきいてが、日本語が通じなく、なかなかわかってくれなかった。しかし、書類などを見ているうちに、ようやく気がついてくれて、税関は反対側の向こうの奥にあると説明してくれた。なるほどそうだったのか。そして先ほどのM14の女性が描いてくれた図を見ると、私の勘違いに気がついた。

荷物を横にしたら、少しはましになったので、そうしながら税関に行った。店で作ってくれた書類と品物を見せて書類にスタンプを押してもらった。係の人は次は28番だと言った。もうその時点で汗だくになったので、椅子に座ってコートを脱ぎ、休憩することにした。そこでようやく荷物を載せる押し車を使えば楽なことに気がついた。それに荷物を載せ、28番を探してまわった。だが、わからなかったので反対側にあるアシアナ空港の発券所の男性にきいた。今度は日本語が通じて、すぐにわかってくれた。すると、先ほどの税関の横に荷物を預けるところがあり、そこへ置くだけでよいことがわかった。それなら、なぜ税関の女性はそういうことを言ってくれなかったのだろう。親切な人もいればそうでない人もいるということだ。ようやく荷物を預けることができた。

今度は、出国審査。ここでもトラブル。金属探知機は通ったのだが、ショルダーバッグの中を見せてほしいと言われた。なんか細いものが見えるとのこと。バッグの中を係の人は見ていたが、わからないので、画像のこれが問題だと示され、ようやく気がついた。トラベル用の耳かきや小さなハサミや針糸が入ったセットが引っかかっていたのだった。それをポーチから取り出して見せた。係の男性はそれを女性職員に見せていた。その女性職員はチェックしていたが、OKということで返してくれた。男性職員は大丈夫です、すみませんでしたと言ってくれたが、謝りたいのはこちらの方だと思った。大阪から来るときはスーツケースに入れていたのだが、現地では持ち歩いていて、スーツケースに戻すのを忘れていた。

カウンターでパスポートと搭乗券示した。係の男性は繰り返しの仕事に飽きているのだろう、アクビをしながら対応してくれた。そりゃこういう単調な仕事は大変だろう。そこはすんなり通った。次は28番ゲート近くで免税品をの引き取りだ。免税店ごとにカウンターが分かれていてロッテ免税店は混んでいた。東和免税店は空いていてカードも取らずにすぐ対応してもらえた。引換券と引き替えに品物を渡された。次は、VAT。隣にカウンターがあった。並んでいるのを覚悟していたが、一人だけ待つだけだった。書類を出したら、日本円でいいですかと聞かれ「はい」と答えた。たった800円だった。3カ所の店で書類を書いてもらったり、税関でスタンプを押してもらうために右往左往したにも関わらず、たった800円。ばからしくなった。今度来るときは、化粧品はなるべく免税店で買うことにして、そこになかった物だけを市内の店で買うことにしよう。

さあ、ここからは空港免税店で物色。市内の免税店になかったものでも空港にはあることがあるらしいので、掘り出し物を期待していた。空港にはヴィトンはなかった。その他有名どころはほぼあった。カルティエを覗くと、市内にはなかったお目当てのリングがあった。サイズ合わせをしたら、希望の物には私に合ったサイズがなかった。ノートを調べてもらうと、これならありますと言われたものもデザインはよかった。少々思っていた物より高いが、そこはサイズを優先ということで出してもらってはめてみた。なかなかよかったし、別の店でサイズがあるかどうかもわからないので思い切って購入することにした。円高ドル安の今を逃すことはないと、自分を納得させてカードで支払いをした。VISAカードだと5%だそうで、マスターはどうなのかきくと、マスターでも引きますとのことでマスターで支払った。ちなみにロッテホテル免税店で化粧品を買ったときはマスターは断られた。
カルティエの赤い袋をルンルン気分で持ってそこを出た。今回の旅行ではエルメスの布バッグを買うつもりだったが、それは3年前から売っていないと言われた。その代わりといってはなんだが、リングで私の物欲は満たされた。これも以前からほしいと思っていた品なので、衝動買いというわけではない。あとは色々バッグを見てまわったが、特に食指が動くような物はなかった。

搭乗口は、免税店の真横の30番ゲートだった。予定通り、飛べそうだった。14時10分発となっていたが、実際に離陸したのは14時50分。左側に座席をとっていたので、ソウルが一望できた。南山のソウルタワーもすぐわかった。記念に撮影した。漢江を真横に遡っていくような航路で、地図を見ながら確かめていった。しばらくすると春川らしき市街地が見えてきた。冬のソナタのロケ地だ。大きな湖があった。そこからは切り立った山が続いた。そう長くはない時間が過ぎると海が見えてきた。こうしてみると、朝鮮半島の東西はそれほど長くないなあと思った。海が続き、日本が見えてきた。島根のあたりだろうか。中国地方を横切り、香川あたりを飛んだ後、大阪湾上空を抜けた。景色を楽しみながら、機内食も完食した。機内食は大阪からと同じくサンドイッチ。ただし、パンは茶色で中身はツナが主体。コーヒーも戴いて、ちょうどお腹は満たされた。朝、たっぷり食べていたので、昼食には適した時間帯だった。

関空へは順調に予定通り、15時50分に着陸。実際に空中にいたのは1時間。近い。入国手続き場所では、韓国人の列は並んでいたが、日本人はほとんどいなかったので、すんんなり済んだ。ほとんど1番といっていいほど早く荷物のピックアップ場所に行ったが、荷物が出てくるのは、最後に近かった。いつものように宅急便で荷物を送った。仁川でチェックインした際、マイレージカードを示すのを忘れていたので、4階のアシアナカウンターに行き、確かめてもらった。すると、半券にマイレージの番号が記されていることの説明を受けた。こんなところに、書いているのだと知らなかった。

リムジンバスは30分ごとに出る。5時のリムジンに乗り、和歌山に5時38分に着いた。ちょうど電車が5時45分にあった。急いで切符を買い乗り込んだ。なんか疲れる1日だったが、無事に帰宅した。

初めてのソウル。大都会で、旅行しやすかった。以前行った釜山は、ハングルばっかりで英語、日本語表記はなかった。ソウルは、それこそ安く近く楽に楽しめる。きっとまた行くだろう。そのために、T-Moneyカードには4,000ウォンを残したままだし、現金約78,000ウォンもを両替しなかった。