■タイ・モン族に出会った■

1996年12月26日〜30日・新日本トラベルツアーに同僚と2人で参加した。

26日 関空を夕方に出て真夜中にバンコクに着いた
27日 バンコク市内観光・水上マーケット・ローズガーデン
28日 アユタヤ遺跡・カントークディナー・チェンマイの夜市・トゥクトゥク(三輪車)に乗る
29日 象に乗る・ソンテウ(ミニバス)に乗る・モン族の村・チェンマイ観光
30日 関空着

この旅ではなんと言ってもタイ北部山岳民族のモン族の村を訪ねたことが印象に残った。民族衣装の刺繍がとても綺麗だった。観光客相手の店も多かった。
左上の写真には小学校の立て札が見える。その裏の方で麻薬になる「けし」を栽培していた。

ガイドブックー個人旅行タイーより 
山岳民族のふるさとは中国南部
 タイ北部には、20種族余り50万人以上の山岳民族が住んでいるといわれている。彼らの大部分は、中国南部からラオスやミャンマーを経由してタイへ移動してきたと考えられており、その証拠に、いまでも中国南部からベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーにかけて同種の種族が分布している。また、現在でも、ミャンマーからタイへの流入は続いている。
 元来、各地を移動しながら焼畑農耕を行っていたので、彼らにとって移動するのは当然のことなのだが、近年においては、ベトナム戦争やミャンマーの内戦によるところが大きい。ミャンマーでは、いまでも政府軍と山岳民族との間で戦闘が続いている。
日本と似ている生活・習慣
 意外なことに、彼らの生活・習慣には日本と似ているものが少なくない。たとえば、食べ物では納豆、豆腐、おこわ(赤飯)、なれ寿司、各種漬物などがあり、正月にはちまきも食べればもちつきもする。そのほか、新嘗祭をし、コマや竹馬で遊び、かつてはゲタを履いていた種族もいる。
さまよえる民、モン族
タイ人は彼らをメオ族と呼んでいる。タイの先住民族であるモン(Mong)族とは別の(H’mong)族である。モン=ヤオ語族の民族で、土間式の家屋に住み、民族衣装は黒が基調になっており、たいへん独創的で鮮やかな色彩を特徴とする。宗教は精霊信仰だ。彼らがどこから来たかについてはおもしろい説がある。チグリス、ユーフラテス川の流域からヨーロッパを横断し、シベリアから中国、ラオス、タイと渡ってきたとするものだ。彼らのなかに、金髪の人が数多く居るのがその証拠だとされている。近年では、中国の漢民族に押され、ラオスへ入ってきたものの、アメリカによってベトナム戦争で利用されたり、ラオスの共産化にともなって、ラオスを去らなければならず、インドシナ難民と化して世界各国へ移住していった人は多い。

モン族の少女達。観光客と写真を撮りチップをもらっている この子は厳しい顔をしていた
私を見ると「何かくれ」と家の中から走って来た子ども。初めての経験だったのでコインをあげてしまった。 左の写真の子につられて私にくれくれと寄ってきたが、そのままにしておいたら遊び始めた。
外でミシンがけ。日本製のミシンだった。 なかなかの美人。布を売っていた。
象に乗ってトレッキング。象使いはこの時写真を撮ってくれた。よく揺れたけど、おとなしい象だった。頭をさわると、針金のような毛がはえていた。 こんな袋を3枚1000円で売っていた。細かいクロスステッチで刺繍している。手仕事なので作るのに時間がかかっているだろう。
外で刺繍をしていた 付け足し:チェンマイでカントークディナー