QSLカード(交信証)


交信が終わったら相互に交信証を交換します。大体は各国のアマチュア無線の団体に交信証を転送してくれる組織がありますので、その組織あてに送れば各局あてに転送してもらえます(ただし、その組織のメンバーである必要があります。)それができなければ相手局の住所を調べて送らなければなりません。昔はアメリカのARRLが発行しているCall Bookという電話帳のようなものを見て送っていました。今はQRZ.comが提供しているコールサインデータベースで簡単に調べることができます。またOQRSと言って on line で請求する方法もあります。切手代は Pay Pal という電子メールアドレスで登録しておけばきわめて安全に電子決済してもらえます(切手代+αで数百円です。国際返信切手券もありますがこれは今では使えない国が多くなりました。)
また、最近ではLoTW(log of the world)と言ってARRLのサーバーの交信データを登録しておけば双方のデータ一致したらその交信が成功していたころを証明されたことのなります。交信証をもらう必要がありませんの郵送代やカードの印刷は不要で大変便利ですがいちいちARRLのサーバーを確認しなければなりません。またはe-QSLという、交信データをe-QSL社のサーバーに登録しておけば、必要な局がそのサーバーにアクセスして自分でプリントアウトするという方法もあります。RTTYやJT-60というようなデジタルの交信もありますが、アマチュア無線をやっている人の多くは電話やトンツーのようなアナログの世界です。やっていることはアナログの世界ですが後始末はデジタル化されています。しかしやはり昔ながらのPaper QSLにこだわる人も多いです。Paper QSL は見るだけでも楽しくなります。


南極昭和基地からのQSLカードです


南鳥島は日本ですが本土から1000㎞以上離れており、アマチュア無線の世界では別の国のカウントされます。また、アジアではなく、オセアニアになります。

ケニアからのQSLです


コンゴからのQSLです


サウジアラビアからのQSLです


スバルバール諸島という北極海にあるノルウエー領の島からのカードです


ポルトガルからのカードですが大型帆船のレースを記念したカードです


南米 ウルガイのカードです


ネパールのカードです。ネパールにはアマチュア無線をやる現地の人が少ないのでペディションと称してヨーロッパやアメリカから機材をもって行って電波を出してくれます。


バングラディシュからのQSLです。バングラデシュにも現地の人で電波を出せる人が少ないのでヨーロッパあたりからのペディションが多いです。


アメリカはアマチュア無線人口が非常に多いです



ドイツもアマチュア無線人口は多いほうです。



オーストラリアは日本からは真南にあり、容易に交信できます。



ホンジュラスからのカードです。中央アメリカやカリブ海は北米大陸の真上を通るので日本からは交信困難の地域です。



カナダは日本からはアジア以外では最短距離にあります。



仁川で開催されたアジア大会の記念QSLカードです。かなり長期に記念局をオープンしていたので世界中のアマチュア無線家が交信したと思います。





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