ブラウン管テレビの分解

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必ず自己責任にて行って下さい。
電源プラグをコンセントから抜いた直後のテレビを分解すると、コンデンサーに溜まった電荷や、ブラウン管側面に付いている太いコードが伸びた丸いゴムキャップ等を誤って触ってしまい感電します。 特にブラウン管のゴムキャップは電圧が高く、電源プラグを抜いて数日経っても電荷が残っている場合があるので要注意です。 二、三ヶ月も経てば大丈夫でしょうが。 電源プラグを抜いてから余り日時の経っていないテレビを分解する場合は、太めで大きいコンデンサーの端子やブラウン管側面のキャップ等に触れないようにします。 ブラウン管の電気を逃がしたい場合は、二本のドライバーと電線を用意し、電線の両側の被服を向き、それぞれのドライバーの金属部分をその線で外れないようにきちんとつなぎます。 一方のドライバーの金属部分を、ブラウン管の縁を通っている裸線(通常銀色の裸線で、バネを絡めている場合が多い)にきちんと絡めます。 ドライバーのもう一方(マイナスがよい)を、ブラウン管側面のキャップをめくるような感じで中央のへそ部分まで押し込みます。 なおドライバーは、頭が木で出来た絶縁性に優れた物が良いと思います。 ドライバーの頭に金属の付いた物はダメです。 安全のため手袋をはめると良いでしょう。
ブラウン管上部に取り付けてある基板
基板を抜く
ブラウン管側の複数の細い足を基盤ソケットに差し込んだ形になっており、上に引っぱることで基板が抜ける
基板を抜いたところ
このテレビの場合、偏向コイルの上にも基板が刺さっているため、金具のネジを緩める
ブラウン管の電極が入っている筒を割らないように充分注意し、ゆっくり基板を抜く
うまく抜けない場合は、金具のネジをさらに緩める
もしもこの時ブラウン管を割ってしまうと、破片が飛び散り大変危険なので慎重に作業を進めます
ブラウン管先端には、複数の細い端子が見えます
二つ目の基板が抜けました
偏向コイル を抜くため、金具のネジを緩めます
ブラウン管の電極が入っている筒を割らないように充分注意し、ゆっくり抜く
うまく抜けない場合は、金具のネジをさらに緩める
筒に刺さっているものは、すべて抜けました
ブラウン管先端にボロ切れ等をかぶせ、細い端子の中央のプラスチックで覆われた丸い突起部にニッパーをあてがい、その部分をカットします
余り勢いよくせず、落ち着いて作業します
(この部分の先端に先のとがった工具をあて、その工具の頭をハンマーなどで叩くことにより、ブラウン管先端をつぶす方法もありますが、勢い余って先端以外を割ってしまうと危険なので、この方法が無難でしょう)
ブラウン管先端をつぶすと、「シューッ」という音がするので、つぶすと同時に一歩引き下がり、音が止むのを待ちます
音が止むまでつぶした先端に手などを近づけないように!
先端に小さな穴が空いています
筒に刺さっている部品を先に抜き取りましたが、ブラウン管上部に取り付けてある基板を抜いた時点で、ブラウン管先端カットを済ましても良いでしょう
ドライバー、ラジオペンチ、ニッパーなどを使って、分解を進めます
基板取り外し
取り外した基板、スピーカー、電線、プラスチック部品
右側本体ケース上部に乗っている琥珀色の小さい物は、ブラウン管先端をカットしたときのガラス片です
分解サンプルとなったテレビ
TH-26XV1(パナソニック)
26型
ブラウン管の高圧電流を抜く場合
2本のドライバーを使ったが、テスターが
有ればテストピンでも良いと思います。

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