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デンマークチームを歓迎・応援する会(美浜、日高商工会青年部)
 
和歌山ローリガンズのメンバーとクヌッセン機関長の胸像に合同で献花


 

 2月11日、『デンマークチームを歓迎応援する会のメンバー(美浜、日高両町商工会青年部で組織)』と和歌山市のデンマークチームサポーター『和歌山ローリガンズ』の代表らによるデンマーク人ヨハネス・クヌッセン機関長への献花が、美浜町日の岬パーク内にあるクヌッセンの丘で行われました。両代表が胸像に彼の好んだキンセンカの花を献花し、機関長の勇気ある行動を称え、めい福を祈りました。




 この日『和歌山ローリガンズ』代表はじめ4名は、まず田杭にある機関長の遺骸漂着の地を訪れ、破損した救命ボートを見、墓標に手を合わせた。またこの日(2月11日)が機関長の遺体が発見された事なども知り、感慨深い思いで、日の岬にあるクヌッセンの丘を訪れた。その際、和歌山市でキャンプを行った2002ワールドカップデンマーク代表チーム全員のサインの入った国旗を持参しており、それぞれが機関長の胸像に献花し、彼の勇気ある行動を称えました。



人種と国境を越えた海の勇者「ヨハネス・クヌッセン機関長」

 昭和32年2月、神戸港に向けて航海中だったデンマーク船エレン・マースク号は、午後9時頃に日ノ御埼灯台の沖合で火災を起こしている高砂丸(徳島県の木材運搬船)を発見しました。天候は悪く海上は大荒れであったため救命ボートは近づけず、綱をつけたブイが投げ入れられ、高砂丸の船員がそれをたぐり、救助される途中に遂に力尽きて、海中へ転落してしまいました。それを見ていた1人の船員が自らの命もかえりみず、果敢にも荒れ狂う海に飛び込みましたが、残念ながら波にのまれてしまいました。それが、ヨハネス・クヌッセン機関長その人でした。
 

 ヨハネス・クヌッセンの勇気と愛にあふれた行動を称え日ノ岬パークに「クヌッセンの丘」と名付けられた一角があり、そこに彼のの顕彰碑と胸像が建てられており、毎年2月ヨハネス・クヌッセン遺徳顕彰会による慰霊献花式が行われている。
【クヌッセンの丘に建てられた顕彰碑と胸像】 【クヌッセン機関長の胸像からは紀伊水道が望める】

デンマークチームを歓迎・応援する会のHP

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