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商工会青年部(美浜町・日高町 デンマークチームを歓迎・応援する会)と和歌山ローリガンズによるクヌッセン機関長への献花


 

 2月11日の朝、美浜・日高両町商工会青年部の代表と和歌山市のデンマークチームサポーター『和歌山ローリガンズ』の代表らによるデンマーク人ヨハネス・クヌッセン機関長への献花が、昨年、一昨年に引き続き、美浜町日の岬パーク内にあるクヌッセンの丘で行われました。それぞれのメンバーらは、機関長が生前好んだ「キンセンカ」の花を一輪ずつ胸像に献花し、殉難から49年目となる機関長の勇気ある行動を称え、めい福を祈りました。

【献花するメンバー】 【和歌山ローリガンズのメンバー】
【日高町田杭(遺骸漂着の地)にある墓標に献花するローリガンズのメンバー】
 【前日の夜は、久しぶりの再会を楽しむと共に、当時を振り返って思い出話に花を咲かせました。】



人種と国境を越えた海の勇者 「ヨハネス・クヌッセン機関長」

 昭和32年2月、神戸港に向けて航海中だったデンマーク船エレン・マースク号は、午後9時頃に日ノ御埼灯台の沖合で火災を起こしている高砂丸(徳島県の木材運搬船)を発見しました。天候は悪く海上は大荒れであったため救命ボートは近づけず、綱をつけたブイが投げ入れられ、高砂丸の船員がそれをたぐり、救助される途中に遂に力尽きて、海中へ転落してしまいました。それを見ていた1人の船員が自らの命もかえりみず、果敢にも荒れ狂う海に飛び込みましたが、残念ながら波にのまれてしまいました。それが、ヨハネス・クヌッセン機関長その人でした。
 
 ヨハネス・クヌッセンの勇気と愛にあふれた行動を称え日ノ岬パークに「クヌッセンの丘」と名付けられた一角があり、そこに彼の顕彰碑と胸像が建てられており、毎年2月ヨハネス・クヌッセン遺徳顕彰会による慰霊献花式が行われている。
紙芝居「やさしさをありがとう」(クヌッセン機関長の勇気の物語)

デンマークチームを歓迎・応援する会のHP

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