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新宮市役所に勤めてながらアマチュア落語家でもある鈴木さんの案内で旧赤木小学校の講堂で地区の人に集まってもらい一時間落語を聞いてもらいました。
終了後、心温まる手作りの昼食を頂いた後、去る3月12日に亡くなった師匠文枝が病床で書き上げた「熊野川」の書をかたどった木碑のある道の駅に案内してもらいました。

これは、師匠が最後の創作となった「熊野詣」を記念して世界遺産登録に合わせて建立されたものです。
病床で痛みに耐えながら書き上げた文字は正に魂のこもった力強い書でした。
落語制作の為何度も通い、熊野の魅力にどっぷり浸り誰よりも熊野を愛した師匠だから表現出来たものです。
生前、師匠は「熊野の神々がわしに落語をやれ！と言うてるねん」と鈴木さんに語ったそうです。
・・見事、名作「熊野詣」を発表し、今、神々の元で安らかな時間を過ごされているのだろうなあ～とゆっくり流れる熊野川を見てそう思いました。