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2006年04月12日【 3.月刊『お前だえよ!』 】

春を待たずに始めてきました。~北海道が教えてくれた開拓精神より~

今年も、札幌雪祭りに行ってきました。
・・もちろんお仕事な訳です。
昨年に続いて、海南市下津の蔵出しみかんのPRメッセンジャーという大役(?)を拝命したからです。自身、北海道は兄弟子枝光兄さん(前名小つぶ)在住という事もありよくお仕事で呼んでもらっている馴染みのある町。

2月初旬、新千歳空港に降り立って外気に触れると胸がキュンとなる程の寒さが久しぶりで気持ちいい。 今回の一行は約20人。京都、仙台そして札幌と続いて釧路と和歌山みかんのアンカー的存在の‘しもつ蔵出しみかん‘を売り込む旅だ。
地元で暮らしていると案外知らない部分だが、和歌山県は他所での観光PRに力を入れているです。道庁や市役所をはじめ地元TVや百貨店、そしてメインは雪祭り会場でのPRイベントなわけです。例年より雪が多い上に財政自粛で雪除も控えてるらしく街中でも道路を囲むように雪が固まり小高い丘のようになっていた。まるで冷凍庫のような気温に観光客も暗いと思いきやそれが、寒さにテンションが余計に上がってるらしく昨年以上に盛り上がっている様。当然、僕も和歌山のおばちゃんに扮してる訳で会場内をウロウロとその格好で歩いていると、外国人観光客らに写真をせがまれる人気ぶり。外人さんに「あで~」と教えてあげると、嬉しそうにサヨナラしてからも「あで~ あで~」と連発してた。
「なんか分かってないんやろうなあ?」と知っていたが、喜んでるんやからええやろう~と深い事は考えずに「ほっといちゃれ!」と僕も「あで~」と微笑み返し。
メインのイベントの方は、2月上旬は初出荷という遅い時期でのミカンへの関心も手伝って大盛況!1000人以上の観客を巻き込んでの大々的なPRとなり、振る舞いでは1時間前から並んでいる人もいるなど中々の人気ぶりに気持ちよく成功しました。
2日間の有意義な日程を終え明けて次の日、一行は次のPR地である釧路へと向かった。
僕はというと、札幌に足止めして兄弟子枝光さんとの落語二人会だ!
実は、僕がこの時期来ているという事で日程を合わしてくれて実現したもの。
「北海道で上方落語・・」という逆境の中、子供さんがぜんそくの為空気にいい所へと移住して早10年。やり続けるという事の尊さを身をもって教えてくれている兄弟子である。
今回出して出してもらったのが、札幌駅前のロフトの中にあるホールで月イチ開催しているというから驚き!お客様も定着していて、場所柄もあるのだろう?映画感覚で若い人なんかも友達連れの姿もあり感激した。今回は二席づつという構成故、僕は「さあに何をしよう?」と考えたあげく、兄弟子の開拓精神を見習って1席‘和歌山弁落語‘を演じる事にした。「大阪弁でのしんどい土地で如何に!!」恋愛をはじめとして、仕事以外何かにつけ控えめな性格の僕の決断である。・・・ネタは‘入院上々‘(和歌山のおばちゃんがお見舞いに行く風景を描いた作品)和歌山から遠い分緊張も走りながら高座へと向かった。
ゆっくりゆっくりと和歌山弁の説明をしながら、これまたゆっくりとネタへと入った。
ほんならお客さんもゆっくりゆっくり・・・と笑い出してくれた。
終わってから、お客さんに感想を聞いてみると初めて聞く方言だったがお話が楽しかったので自然と入ってきたと嬉しい事を言ってくれた。
僕の目の前だから気を使って言ってくれたかも知れないけど、リメイクじゃなく新しい落語として受け入れてくれた様だった。「はじめないとはじまらない」商売の幅を広げようと来た蔵出しみかん、芸人としての可能性に挑戦し続けている枝光兄さんらが教えてくれた開拓精神は少しではあるけれど身についた様な気がします。春はもうすぐ!皆さんも何か始めてみませんか?

Posted by sisomaru at 2006年04月12日 00:08


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