広島〜和歌浦へ ヨット回航珍道中 (3)   2004.11.19
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(1)沖野島マリーナ 〜 仁尾マリーナ  (2)仁尾マリーナ 〜 牛窓ヨットハーバー  (3)牛窓ヨットハーバー 〜 和歌浦港
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2004.11.19. 今日もまた、まだ真っ暗な中、牛窓ヨットハーバーを出航。
のり網(?)に気をつけながら、そろりそろりと走るのですが、とにかくやたらと浮標が目に入る。うっすらと周りが明るくなる頃、小豆島を後にして一路、明石海峡を目指しました。鳴門に行こうか、明石に行こうか、距離を考えると鳴門。しかし、鳴門に差し掛かる頃は丁度、最強の逆潮で数時間の汐待ちが必要、明石だと逆潮でも通過ができそうだと東北さん。それなら少し遠回りでも明石に行こうということで明石へGO!!
明石大橋                                            photo by akira
明石大橋の手前まで来ると、逆潮による大きな三角波が立っている。おまけに大橋に向かう本船、大橋をくぐってきた本船、外国航路のフェリー等がこのヨットの近くを頻繁に通過する。危険極まりない。大きな三角波に揺さぶられ大橋に差し掛かる頃、ピーッと短音が鳴ったように思った。しかし、エンジン音と波の当たる音で気に掛けずそのまま揺さぶられながら走り続け、ほぼ橋をくぐり抜けようかという頃、また、ピーッと短音が鳴った、おかしいなと思っている内に、ピーーーー・・・。鳴り止まない。東北さんがすぐさま点検に・・・。OILの警告灯が点いている。オイルを調べてみると殆ど空っぽ状態。これはマイッタ。すぐさまエンジン停止。

大橋近くで逆潮の影響が出始めた頃から少しでもスピードを得ようとメインセールはあげていたので、すぐさまジブファーラーも開き、帆走に替えしばらく走りました。時間は午後2時過ぎでした。

神戸海上保安部 巡視艇PC18 「はるなみ」 
何はともあれ、オイルを調達しなければエンジンが使えません。どこでオイルをと考え、須磨ヨットクラブまで行こう。早速、帆走のままで明石海峡を縦断することに、一度は越えた明石大橋、風は追っ手で結構スピードも出ているのですが、いかんせん逆潮の方が強く、橋桁の方に流されます。何度かジャイブを繰り返し、行き交う本船をかわしながら、何とか大橋から離れようとしているのですが押し戻されます。

そうこうしている内に、左・写真の巡視艇が近づいてきて、マイクから女性の声で、そこのヨットの船長さんそこは帆走禁止区域です。こちらはエンジンが使えませんから、已む無く帆走を続けていると、再度、マイクから同じ言葉が聞こえます。巡視艇がかなり接近してきたので、声を張り上げ、身振り手振りで説明をすると判ってくれたのか、とにかく、岸近くに寄せて止まれと言ってきた。すると何をするのか、巡視艇からゴムボートを降ろし、4人が乗ってこちらにやって来た。
.先ほどの声の主でしょうか、若い女性海上保安官1人と男性海上保安官3人が乗っている。皆さん若い方ばかりです。男性3人がヨットに乗り込んで色々と質問を受けました。何でボートまで出して乗り込んできたのかようやくわかりました。このヨットには船検番号や在籍の県名等のシールが全然貼っていなかったのです。まるで不審船そのものです。幸い、船検証はじめシール、その他全てのものがヨットにあったので(無いのはエンジンオイルだけ・・・)、またヨットのオーナーさんにも連絡をとったらしく、職員さん方に我々が怪しい者ではないと理解して頂けた。(しかし、調書だけはしっかり書いていた。)その後、海上保安官の皆さんに無理を言って、何とか巡視艇のエンジンオイルを分けてもらうことができました。・・・但し、お金はとってくれませんでした。・・・

早速、オイルを補給してやれば正直なものでピーの音も無く、快調にエンジンが回りました。巡視艇の皆様には大変ご迷惑をお掛けし、また、オイルまで頂き本当にありがとうございました。お礼もそこそこに和歌山に向かったのは午後4時過ぎでした。しばらく走った頃、曇った西の空の隙間からかすかな夕焼けが見えました。その後、追い風に乗って順調に帆走り、和歌浦に着いたのは、午後8時が回った頃でした。

今回の回航では、反省すべき点、気がついた点、多々ありました。本当にいい経験、勉強をしました。 
また、このような機会があれば、懲りずに行こうかな〜〜〜。             akira

        11/17沖野島マリーナ出航     11/18仁尾マリーナ出航     11/19牛窓出航
wakeup top
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