白干梅干
材料を用意します。
  • 梅:10kg  塩:1.8kg
  • ポイント:梅は黄色く色づいたもの、できれば
    南高(梅干に最適な品種の一つ なんこうと読む)を用意してください。
  • ポイント:青い梅を漬けると皮の固い梅干になります。
    また熟し過ぎたものは、実が潰れやすいので、作業が大変です。
  • ポイント:南高梅の場合、甘い香が漂い始めた頃が漬け頃です。
  • ポイント:塩分控え目の梅干を作ろうとして、塩を少なくしないで
    ください。漬込み中および天日干し中にカビが発生しやすくなります。
  • 梅を水でよく洗います。
    • ポイント:熟していない梅の場合、水に約半日ぐらいつけてアク抜きしますが、
      出来る限り青みが残っている梅は使用しないでおきましょう。
    • 梅の実のヘタを竹串などで取り除きます。
  • 梅の水気を切り、容器に梅と塩を入れます。
    • 容器はきれいに洗って乾燥させたものを使用してください。
      また、必要に応じて熱湯消毒してください。
    • 適当な大きさの容器に、梅・塩の順に交互に入れます。
    • ポイント:用意した塩の3分の2は梅・塩の順にまぶすように入れ、
      残り3分の1は一番上に均一に入れます。
  • フタをして重石をのせる。
    • フタは容器の直径よりやや小さめを使います。(皿で代用可)
    • 重石は20kg〜30kg
    • 漬込み中に梅酢が出てきて、フタが梅酢に深く浸かる場合は、
      少し重石を軽くします。その時、梅酢液から梅が
      出ない(浮き上がらない)ようにしてください。
  • 約1ヶ月間保管します。
    • ゴミ、雨水等が入らないように、直射日光を避け保管します。
    • 数日すると梅酢液が梅自体から出てきます。
      (1週間ぐらいかかることもあります。)
    • カビが発生する場合がありますが、カビのみをきれいに取り除きます。
      その時に、焼酎または食酢を約1カップ加えてもよいでしょう。
    • ポイント:漬込み期間が短いと良い梅干はできません。1ヶ月を超えて
      漬込んでも問題はありません。
  • 土用干しをします。
    • 晴天の日を選び、ザルなどに梅を直射日光に当たりやすく広げて3日3晩干します。
      大粒の梅は1日〜2日干す日数を増やしてください。
    • ポイント:1日1回は梅を裏返し、均一に直射日光が当たるように干します。
    • ポイント:夜露に当てると皮が柔らかくなります。
    • ポイント:梅を裏返す時、半乾きの場合等ザルなどにくっついているので、
      皮を破らないように丁寧に作業しましょう。
      日中、梅およびザル等が高温になっている時は裏返さないでください。
      梅の皮がザル等にくっついていますので、皮が破れやすいです。
      日没後等に作業された方が安全です。
    • ポイント:干し上がりの目安は、梅全体に白く粉がふいたようになった時です。
    • ポイント:天候の具合で日光不足の場合は、適宜干す日数を増やします。
      干しが十分でないと、保存中にカビが生えることがあります。
  • 清潔な瓶または壷等に保管します。

  • 梅干作りの副産物・・・梅酢
    土用干しの時に、煮沸消毒した保存瓶に梅酢を入れ1日、日光に当てます。
    普通の酢として、酢の物、ドレッシング等調味料としてご利用ください。

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しそ漬梅干1
材料を用意します。
  • 白干梅干:1kg  赤じそ:200g   塩:40〜50g  梅酢:適量
    梅干ともみじそ・塩の割合を同じにして量を増やしても作れます。
  • もみじそを準備します。
    1.赤じそをきれいに洗いして水分を取ります。
    2.大きめのボウルに赤じそを入れ半分の塩をふり入れます。
    3.塩を平均になじむように、押すようにして揉みます。
    4.濁った紫色のアク汁が出ますので、それは捨てます。
    5.揉んだ赤じそを手に取りきつく絞ります。
    6.絞った赤じそを軽くほぐしボウルに入れ、残りの塩をふり入れます。
    7.もう一度、押すように揉ます。最初の時よりもきれいなアク汁が出る
      ので、これも捨てます。
    8.もう一度、赤じそを手に取り絞ります。
  • 保存瓶に白干梅干ともみじそを入れます。
    梅干ともみじそを交互に入れてください。
  • 梅酢を瓶に入れます。
    梅干が十分浸かるまで入れます。
    瓶の蓋をきっちり閉めます。
  • 2〜3ヶ月間保存します。
    直射日光を避け、冷暗所でそのまま保存します。
  • 天日干しをします。
    薄紅色に染まったら、天気の良い日を選び天日干しをします。
    白干梅干を使用していますので、干す日数は半日〜1日ぐらい
    でよいです。

 

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小梅のカリカリ漬け(梅漬け)★  梅干ではありません。
材料を用意します。
  • 小梅:2kg(青くて固いもの)  塩:200g  焼酎:カップ4分の1(35度)
  • きれいに水洗いします。
  • 水に約2時間つけてアク抜きをして水気は拭き取ります。
  • 梅の実のヘタを竹串などで取り除きます。
  • 大きめのボウルに梅を入れ上から焼酎をいれます。
    1.焼酎は梅全体にかかるように入れます。
  • 塩を加えて梅をもみます。
    1.軽く押すように2〜3分もみます。
    2.梅は鮮やかな緑色になればOKです。
  • 漬け込み用の容器に入れる。
    1.熱湯消毒した容器に梅とボウルに残った塩も全部入れます。
    2.重石はしないで蓋(紙ぶた等)をして冷暗所で保存します。
    3.翌日から1日2・3回、梅を上下に返します。(容器ごと作業をします。)
    4.梅酢は約1週間で、梅の実自体から出てきますのでそれで出来上がりです。
  • 保存瓶などに梅酢ごと入れ冷蔵庫で保存します。

    赤紫蘇のカリカリ梅を作る場合は赤紫蘇が出回るまで冷蔵庫で保存
      して、赤紫蘇が手に入ればもみじそ(しそ漬梅干1を参照)を梅の実
      を保存している瓶に、梅・しそを交互に入れて色が付くまで冷蔵庫
      で保存します。もみじその分量は好みで加減してください。

    小梅は普通の梅より早く収穫が始まります。(5月中旬ぐらい)

 

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梅干の塩抜き方法★  
梅干を作る時に塩を少なくするとカビが発生したり・・・おいしい梅干が
出来上がりません。そこで普通の梅干では塩辛過ぎると感じたり
塩分が気になる方に、ご家庭でも簡単にできる塩抜き方法をご紹介します。
注意)塩分が低くなった梅干は長期保存ができません。
1〜2ヶ月で食べきれる分量を塩抜きされることをおすすめします。
また、常温では季節によって保存が難しいので冷蔵庫で保存してください。
  1. 水に浸す方法
    梅干をボウル等に入れ、全体が浸るまで水をいれます。
    約数時間〜12時間そのまま置きます。好みによって時間を加減してください。
    水道蛇口などから少量の流水を、または数時間ごとに水を取り替えれば
    なお効果的です。(水温によっても浸しておく時間が異なります。)
    晴れた日に十分天日干しを行いきれいな容器に保存します。
    (この方法では適当な塩分・酸味が残ります。)
  2. 酢抜きする方法
    酢水を作ります。 水:カップ2に対して酢:カップ3分の2です。
    一晩浸しておくと塩分は約半分になります。
    (この方法では梅の酸味は残ります。)
    残った酢水は、即席漬けなどに利用できます。
  3. 短時間で塩抜きする方法 1
    梅がやや浸る程度のぬるま湯にみりん、酒、各大さじ2杯を入れ
    30分〜1時間置きます。(時々、かき混ぜると効果的)
    汁気を取ります。
    この分量では梅干10個が目安です。
  4. 短時間で塩抜きする方法 2
    塩分を殆ど抜きたい時などにどうぞ。
    たっぷりの水、またはお湯で煮立てます。
    数回、好みによってゆでこぼします。

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