『紀州梅の会』では毎年6月6日を梅の日と定め   京都賀茂神社に梅を献上しております。

『梅の日』の由緒

天文14年(1545年)の事、旱が続き作物が育たず、田植えも出来ないのを憂慮された時の帝(後奈良天皇)の思召しにより4月17日梅を賀茂別雷神(賀茂神社例祭に献上して御祈願されたところ、たちまち雷鳴とともに大雨が降りはじめ、五穀豊穣をもたらしたと宮中女官の「御湯殿の上の日記」に記されていたことから、その故事にちなみ、天文14年4月17日に当る現在の6月6日を『梅の日』と平成18年(2006年)紀南の梅産地の各団体で組織する州梅会」が制定。

 因みに、天文14年(1545年)当時は、現在使用しているいわゆる西暦(1582年改暦の)グレゴリオ暦以前のユリウス暦なので、4月17日(旧暦)をそのまま新暦に変換すると5月27日になりますが、グレゴリオ暦改暦時の10日のずれを加算して6月6日となった訳であります。

 制定より6年目の今年の6月6日は将に、その由来となりました。

旧暦4月17日になり、意義深い印象を殊更に感じます。      へ戻る。