21世紀に向けて 和歌山市の都市づくりを
和歌山市都市計画マスタープラン策定に向けて
(担当課 : 企画室)
=わかやまみらい構想の実現に向けて=(第1回)
国内外との活発な交流と連携を進める都市づくり
人・物・情報の交流を拡大していくことは、地域ににぎわいや活力をもたらします。
本市は、関西国際空港の開港や高速道路網との接続などの交通体系の充実により、近畿圏で世界に最も近い地方中核市になっています。
さらに、21世紀には太平洋新国土軸構想や大阪湾環状交通体系などの本市に関する全国的、広域的なプロジェクトが動き出すことが予想され、本市は陸・海・空の交通結節地域として、大きく飛躍する可能性と魅力を秘めています。
この地域に優位性を市勢の発展に結びつけていくために、総合的な交通基盤や情報通信基盤の整備、活発な国内外との交流を進めるための高次な都市機能の整備などを充実させ、世界との交流拠点となる魅力あるまちづくりを行っていきます。
また、国際交流と地域間交流を促進するため、本市の持つ物流機能、コンベンション機能、観光産業の強化を図る一方、地域アイデンティティの形成に向けて、住民参加のまちづくりや地域コミュニティ活動なども進めていきます。
- 総合交通体系の整備
- 交通基盤整備は、トシににぎわいや活力をもたらす基本的な条件であり、総合的な交通ネットワークを構築していくことが必要です。
このため、本市では、紀淡連絡道路、京奈和自動車道路の早期実現を目指すとともに第二阪和国道の延伸をはじめとする道路整備を推進します。
また、関西国際空港へのアクセスを充実させるほか、和歌山下津港を国際港湾として機能するよう整備をそ促進していきます。
市内においては、バイパス道路などの整備も進めます。
また、駐車場や駐輪場などの整備についても推進していきます。
- 高度な情報通信体系の整備
- 情報通信技術の飛躍的な進展は、産業や生活などの分野に大きな影響を与えており、様々な活動を行う上で、高度な情報通信基盤を整備していくことが必要です。
このため、情報通信基盤・情報システムの整備を進めることにより、産業や行政等の効率化、活性化に努めていきます。
また、家庭や職場などで、いつでも、誰でも容易に様々な情報を入手、加工、通信できるよう、地域情報化を進めていくとともに、拠点の整備や人材の育成を促進していきます。
- 地域コミュニティの形成
- 交通網や情報通信網の整備や充実が進み、国際交流や地域間交流が一層盛んになってくると、されに伴い地域間や都市間の競争も激しくなり、地域社会の特性を生かした個性豊かで魅力的なまちづくりが求められてきます。
また、地域社会においても、地域住民の人間的なふれあい、まちに対する愛着度などが薄くなり、このことが生活環境に大きな影響を与えており、地域住民の人間性の回復やふれあいが求められています。
このため、地域が持っている歴史、文化、産業などを生かしたまちづくりを進めるとともに、市民がまちを愛する気持ちを持って、住み良いまちづくりを行うために、お互いの心のふれあいやコミュニティ活動を行うことを積極的に支援し、組織作りや人材の育成・強化を行っていきます。
また、市民が積極的に参加したまちづくりを推進するために、市民が身近に参加できるようなシステム作りを進めていきます。
- 国際・国内交流の推進
- 本誌は、今まで様々な形の国際交流を薦めてきましたが、これからの時代は、異なる文化や習慣を持つ人々の相互理解を深めるとともに、文化、芸術、学術、学術、教育など幅広い分野で、市民が各種の交流を主体性を持って行える環境を整備していくことが求められています。
このため、様々な分野において海外との交流を進めるほか、在住外国人が暮らしやすい環境づくりや人材の育成などを推進していきます。
また、広域的な人と経済の交流を拡大することにより、地域に活力とにぎわいを創出していきます。特に近接する地域との行政・民間の交流を進めるほか、国際観光リゾート都市としての集客力を強化していきます。
これら様々な交流を促進していくため、国際交流拠点の整備を進めていくほか、関西国際空港、和歌山下津港を有機的に結びつけ国際的な流通機能の強化を図っていきます。
このほか「和歌山」を世界、全国に向けPRしていくために、情報の発信を積極的に行っていきます。
=わかやまみらい構想の実現に向けて=(第2回)
健康でおもいやりのある安心して暮らせる都市づくり
本紙は、これまでも市民福祉の向上や地域の特性を活かした住みよいまちづくりなどを通じて、豊かで人間味あふれるあたたかみのある地域社会づくりを進めてきました。
市民が地域社会の中で各々の個性を発揮しつつ、いきいきと暮らしていくためには、市民がお互いの個性や自由を尊重するほか、互いにおもいやりをもち支えあうことができる地域社会をつくることが大切です。また、高齢化や少子化が進行する地域社会にあって、市民が生涯にわたり健康でいきがいのある生活をしていくためにも、自らの健康維持と互いに支えあう地域社会づくりが求められています。
さらに、自然災害や犯罪などからの安全の確保も重要な課題です。
このため、市民一人ひとりと地域社会がつながりを深める中で、市民が健康で、安心・安全な地域社会、互いに支えあうおもいやりのある福祉社会を形成していきます。
- 安心・安全に暮らせる環境の形成
- うるおいのあるいきいきとした生活を送るためには、安心・安全に暮らせることが必須条件になります。 このため、火災や自信などの自然災害から市民の生命や財産を守るため総合的な防災体制、消防・救急体制、広域的な救援体制の整備を進めます。
また、すべての市民が安心して日常生活が送れるよう、交通安全対策や犯罪防止対策を推進し、安全な市民生活を確保する一方、消費生活に関する情報提供や生活相談体制の充実を図り安心・安定した生活を確保します。
さらに、安心・安全に暮らせる社会を形成するために市民相互の連携による自治的な組織・体制整備やボランティア活動も促進していきます。
- おもいやりのある福祉社会の実現
- 高齢化、少子化の進行や家族形態の変化などにより、高齢者や障害者などの生活弱者に対するおもいやりのある地域づくりが求められています。
このため、低所得者福祉、児童福祉、母子・父子福祉、高齢者福祉、心身障害者福祉、保険・年金制度の充実など市民のニーズの多様化に対応しつつ、福祉と保健、医療をネットワークさせた総合的な取り組みを進め、質の高いサービスの提供に努めます。
また、高齢者や障害者などの生活弱者が暮らしやすく、社会活動に参加しやすいまちづくりを進めるとともに子供を産み育てやすい環境づくりについても取り組んでいきます。
- 心ふれあう共生社会の実現
- すべての市民が憲法で保障された基本的人権に基づき、自由でしかも平等に生活を享受し、かつ、参加することのできる差別のない明るいまちづくりを進めることが重要です。
このため、同和問題の解決や男女共同参画社会づくり、障害者などが平等に社会参加し、かつ行動ができるノーマライゼーションの推進を通じて、ふれあいのある共生社会を形成していきます。
また、社会環境や生活環境の向上に向け、互いに協力し合い、健全な家庭作りの促進や地域の組織体制の確立を進めるとともに子供や青少年の健やかな育成をはかり、すべての市民が暮らしやすい環境づくりに努めます。
さらに、各種ボランティア活動の育成・支援により、すべての市民が相互に支え合う共生社会の実現を目指します。
- いきいきと健康に暮らせる社会の実現
- 高齢化や少子化が進行する中で、市民が心身ともいきいきと暮らしていくための健康・保健・医療などに対する市民のニーズも高度化、多様化しており、質の高い多様なサービスが受けられる環境を整備するとともに自主的な健康づくりが行いやすい体制を整備していくことが求められています。
このため、保健サービスをいっそう充実するとともに医療・福祉との相互の連携を密接なものとし、人口の高齢化や疾病構造の変化、ニーズの多様化に対応できるような保健衛生環境の整備に努めます。
また、地域の医療サービスを充実させていくため、医療の充実と救急医療体制の拡充を進めるとともに、看護婦・保健婦・薬剤師・ホームヘルパー・ボランティアなどの育成支援にも努めます。
さらに、医療施設の量的、質的な充実。・強化を図るほか、自らの自覚と責任に基づいた健康づくりが行える環境整備を推進します。
=わかやまみらい構想の実現に向けて=(第3回)
都市圏の中心となる魅力と活力のある都市づくり
本市は和歌山県の県都として産業活動、文化活動、行政活動等に大きな役割を果たしてきましたが、今後はさらに、和歌山県・泉南地域における広域的な中枢機能を担う中心都市として、広域的な地域の発展を牽引することが期待されます。
このため、広域的な中心都市としての中枢管理機能、広域サービス機能、広域商業、流通機能などの都市機能を強化・充実するとともに広域行政や行政機能の強化を推進していきます。
また、地域経済を牽引する鉄鋼に代表される重工業や化学、機械、繊維等の地域産業は、国内外での競争が激化しており、社会経済の変化に対応した新たな技術の導入、人材の育成、経営力の強化などにより、既存産業の強化や新分野の開拓を図るほか、新たな企業や研究・教育機関との連携を進め、地域経済の中枢を担う都市として発展していくことが求められています。
さらに、行政改革や規制緩和が進展する中、行政体制の整備や周辺自治体との連携による広域行政の育成・強化、広域的・効果的な行政運営を進めていきます。
- 都市機能の高度化
- 本市は様々な分野で都市機能の充実を進めてきましたが、国際か、情報化などの社会環境変化や快適でゆとりのある生活への志向の高まりに対応して、さらに高次な都市機能の充実が求められています。
このため、として切りようと自然環境との調和に留意しながら土地利用計画を検討し、効果的な土地利用を促進しつつ健全な市街地の形成を一層推進していきます。
また、市街地中心部では都市基盤の整備や土地利用の適正化を進め、国際化、情報化、産業構造の変化など社会環境の変化に対応した高度な都市環境の整備を図っていきます。
特に、駅周辺などの整備を促進し、市街地整備を一層推進していきます。
- 地域産業の育成・強化
- 産業のグローバル化、空洞化や国内外との競争の激化など、本市の産業を取り巻く環境の変化に適切に対応できるよう、各主産業の活力の向上を図っていく必要があります。
観光産業については、本市の持っている自然や文化資産を活用し近畿圏の身近な観光・レクリエーション拠点を形成していきます。
観光産業は地域イメージの向上や他産業にも大きな波及効果をもたらすものであり、観光資源だけでなく、市民一人ひとりが温かい心で人々を迎え入れる意志の高揚を図ります。
商業については、多様化する消費者のニーズに対応した専門店や商店街などの環境整備を進めるとともに地域の交易拡大を図り、流通産業、卸売業などの競争力向上を促進していきます。
工業については、地場産業の経営基盤の強化や高付加価値化、新商品・新技術の開発を一層推進し、先端産業や情報関連産業の誘致などを積極的に進めます。
農林・水産業については、社会環境変化や地域の自然環境等に対応した適切な経営を推進できるように環境整備を進めるとともに種苗生産や稚魚の育成などを通じて生み育てる産業経営を促進していきます。
既存産業の育成・強化と併せて新しい産業の起業を促進し、産業と学術の連携の強化、地域技術の開発支援に関する環境づくりを進めます。
また、産業人材の育成を図るとともに女性・高齢者に安定した就業機会の創造、確保をしていくことにより、良好な労働環境の整備を促進していきます。
- 広域的・効果的な行政運営
- 交通基盤の整備や情報化の進展により市民の生活圏や行動圏は行政区域を越えて広域化しており、本市は広域行政を推進し、効率的・効果的な行政運営を進めていく必要があり、和歌山周辺広域市町村圏における広域行政はもとより、泉南地域を含めた地域のあり方を検討し、効果的な行政の推進に努めていきます。
また、行政改革、規制緩和、地方分権の進展にあわせて、地域の実情に応じた整備を図っていく必要があり、「中核市」にふさわしい行政運営や行政改革のあり方を検討し、効率的・効果的な行政運営を推進していきます。
=わかやまみらい構想の実現に向けて=(第4回)
豊かな生活環境や自然環境を創造し、地域文化を発信する都市づくり
地球規模での環境悪化が懸念される中、単に「豊かな生活」「快適な生活」と言った生活の質を向上させるのではなく、人々が生きていく上でのかけがえのない自然を大切にすることにより、豊かな自然を創造し、みらいに引き継いでいくことが求められています。
このため、自然を保全し、自然とふれあう場を創造するとともに、快適な社会生活を送ることができるよう、環境と調和した快適な生活基盤や美しい都市景観の形成を推進します。
さらに、歴史的・文化的遺産を積極的に保存・活用し、文化価値を重視した地域づくりを進めるとともに、学校教育を含めた生涯学習や学術研究を支援し、文化、芸術、スポーツ・レクリエーションなどを気軽に、身近に楽しめる環境を整備します。
- 地球環境・地域環境の保全と創造
- 地球規模での環境問題や自然との共生志向の高まりにより、地域固有の自然環境を積極的に保全、創造し、豊かな自然を次代に引き継ぐことが必要です。
このため、本市の自然を積極的に優しいライフスタイルへ転換するため、エネルギーや水の消費量、ゴミの排出量の制御、省エネルギー・省資源対策を促進し、資源のリサイクルを進めるほか、環境問題に関する教育・啓発運動にも努めます。
しかし、社会の持続的な発展のためにはエネルギーの確保が不可欠であり、既存のエネルギーや新エネルギーの活用に積極的に取り組んでいきます。
- うるおいのある生活空間の整備
- 豊かでうるおいのある、快適な生活が送れるよう、居住水準の向上と多様な需要に応じた住宅環境の整備を促進するとともに、利便性、安全性、快適性を重視した生活道路の整備を進めます。
また、公園・緑地整備・親水空間の整備を進めることにより、一層の住環境の向上を図るほか、上下水道、廃棄物処理などの生活基盤の整備を推進し、環境と調和した快適な成果智空間を形成していきます。
さらに、歴史的・文化的遺産を保存・活用するため、自然や緑を積極的に取り入れ、景観デザインに配慮した、美しいまちづくりを推進するほか、市民の憩いの場としての公園整備、緑や水辺環境などを保全し、都市の緑化に努めます。
- 個性ある地域文化の創造
- 文化財などの歴史的・文化的遺産の保存や有効活用を進め、伝統と個性のある文化の継承と文化教育の充実を図るとともに、文化施設の整備や世界に向けて情報発進力の高い文化イベントの開催を推進します。
また、市民の芸術文化活動への参加意欲の高まりや緩衝器か胃の拡大など芸術文化ニーズの多様化に対応し、地域に根ざした芸術文化活動の支援や身近に親しむ機会の提供を促進します。
- 豊かな余暇活動を楽しめる環境の形成
- 幼児から高齢者まで、広く市民が生涯にわたりスポーツ・レクリエーションに親しむ環境を整備するとともに、地域の自然、歴史、文化とのふれあいや人々の交流など、時代の変化に対応した様々な余暇活動の機会創出や情報提供を進めます。
- 豊かな生涯学習社会の形成
- 家庭と地域、学校などが連携を図りながら、地域の特性を踏まえ、学習情報や機会を提供する体制図栗を勧め、青少年から成人・高齢者まで生涯にわたって自らの興味や関心とライフステージに応じた多様な学習ができる環境を整備します。
また、生涯学習を推進するため、コミュニティセンターなどの建設を進めるほか、生涯学習を担う人材発掘と育成に努め、生涯学習体制を整備するとともに、学習活動の成果を地域の中で活かすことができる仕組みを構築します。
さらに、同和問題の完全解決に向け、社会教育の全ての分野において同和教育・啓発活動を強力に推進するほか、性差別・人種差別等に対する啓発活動についても進めていきます。
- 次代を担う人の育成
- 園児、児童、生徒数が減少している状況の中、幼児教育、義務教育の充実を一層推進するとともに、教育内容の充実、施設の質的水準の向上、校区の見直し、園・学校の統廃合、教職員の研修や教育相談の拠点的施設の整備などを進めて行くほか、高等学校教育、大学教育等については、教育・研究施設の充実や高等学校教育機関の誘致に努めます。
また、心身に障害を持つ園児・児童・生徒に対し、適切な教育を行い、将来、社会の一員となるための基礎的な教育を推進していきます。
さらに、学校教育と併せて家庭や地域社会が有する教育機能を活用し、市民一人ひとりが家庭教育や社会教育を通じて心豊かな青少年を育成します。
和歌山市都市計画マスタープラン策定に向けて
その1 計画策定のあらまし
はじめに
和歌山市は、昭和46年に市街化区域と市街化調整区域の線引きを行って以来、「農林漁業との健全な調和をはかりつつ、健康で文化的な都市生活と機能的な都市活動を確保する」という都市計画の理念にそって、数々の事業を進めてまいりました。
一方、近年の社会経済情勢の変化に伴って、平成4年に都市計画法が改正され、市町村ごとに「都市計画マスタープラン」を作成することが定められました。
また、4月1日に中核市となり、都市計画に関する事務の一部がしに委譲されました。
このような背景を受けて、和歌山市は、平成8年度〜10年度の3か年をかけて、「都市計画マスタープラン」を策定することになりました。
計画づくりの視点
都市計画マスタープランは、現在、市で策定中の「長期総合計画」を基本とし、豊かな自然や古くから育まれてきた歴史文化を生かし、ここで生まれ、育ち、学び、働き、豊かで快適な生活をおくることができる都市づくりを目指して、策定します。
- 広域的・長期的な観点からのまちづくり
- 近畿圏南部の中心都市
- 県都にふさわしい風格を持ち、活力あふれる都市
- 安全で豊かさやゆとりを享受できる都市
- 新しい社会経済の動向に対応できる都市
- 市民参加
アンケート調査やヒアリング調査、公聴会などを行います。
新しいまちづくりを目指して
- 現在の問題点・課題と、時代の大きな流れを見定めて「目指すべき将来像」を設定します。
- 将来像の実現と問題・題の解決のために必要な土地利用計画、道路・公園・下水道などの都市施設整備計画、土地区画整理事業などの市街地開発事業、景観形成や都市環境形成計画棟、総合的に計画します。
- さらに市内をいくつかの地域に区分しその地域の将来像を検討し、その実現と地域の問題解決のための計画を作成します。
このマスタープランの役割
都市計画マスタープランには、次のような大きな役割があります。
- 都市の将来像を示す
住民の意見を反映し、将来あるべき姿を明確にし、同意形成を図ります。
- 地域住民の理解を得る
今後の都市計画の事業を進めるにあたり、市民のみなさんの理解を深めます。
- 各種計画相互の調整を図る
都市計画に関する各種計画を相互に整合性のある計画とし、効率的なまちづくりを進めます。
- 指針となる
今後、市が行う都市計画の指針として尊重し、長期的継続的なまちづくりを進めます。
つまり、将来の和歌山市のグランドデザインを、市民のみなさんと一緒に作り上げ、長期的・総合的な都市づくりを効率的・継続的に進めようとする計画が「都市計画マスタープラン」です。
市民のみなさんへ
市民のみなさんには、近々アンケート調査をお願いする予定ですので、ご協力をお願いします。
なお、策定されたマスタープランについては、パンフレットを作成配布し、みなさんの理解を深めます。
このシリーズは、何回かに分けて掲載する予定です。次回は、和歌山市の現況と問題点を取り上げます。
最後に、参考として和歌山市と同規模で、中核市である岐阜市と姫路市の概要について和歌山市と比較してみました。さて、みなさんはどう感じられますか?
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和歌山市
|
岐阜市
|
姫路市
|
人口(千人)
平成7年国勢調査 |
393,885 |
407,134 |
470,986 |
都市計画公園緑地面積(m2/人)
平成7年 |
5.44 |
5.55 |
5.76 |
公共下水道普及率(%)
平成7年 |
19.2 |
73.0 |
60.2 |
製造品出荷額等(千万円/人)
平成5年 |
2,808 |
1,162 |
4,023 |
商品販売額等(千万円/人)
平成6年 |
3,014 |
6,810 |
5,104 |
自家用自動車保有台数(台/100世帯)
平成4年 |
76.8 |
111.2 |
89.7 |
わかやまみらい構想
和歌山市基本構想
「いのちひかる未来和歌山」
- 将来都市像
- 将来都市像は、本市の目指しているまちづくりのビジョンを記述しています。
都市は、そこに住み、働き、遊び、集う人々の様々な活動や交流によって息づいています。
まちづくりの主役は市民であり、多くの市民が住んでよかったと実感できる都市を形成していくために、市民と行政が一体となってまちづくりに取り組む必要があります。
21世紀に向けて、市民一人ひとりはもちろん、森羅万象がひかり輝き、市民にいきがいと誇りをもたらす輝ける都市を創造していくことを目指し、将来都市像を「いのちひかる「未来都市和歌山」とします。
- わかやまみらい構想の基本理念
- 基本理念は、本市まちづくりにあたっての基本的な考え方であり、姿勢、行動のよりどころとなります。本市では、まちづくりの基本理念として、「個性の尊重と多様性の共存」「歴史・文化の継承と新時代の創造」「自然環境の保全と人間活動の調和」の3つを柱とします。
- 個性の尊重と多様性の共存
- こどもから高齢者、男性と女性、様々な価値観やライフスタイルを持つ市民一人ひとりが主体性を持ち、それぞれの能力や特性を発揮していくことにより、豊かで活力に満ちた社会を形成していくことが大切です。
また、それと同時に、市民一人ひとりが自分の行動に責任を持ち、人権や個性を尊重しつつ、相互に強調していくことが重要です。
魅力ある地域環境の中で、一人ひとりが能力、特性、嗜好に基づいてのびのびと自己現実しつつ、個人や地域が互いに支え合っていく社会を形成していく必要があります。
- 歴史・文化の継承と新時代の創造
- 温暖な気候、豊かな自然に恵まれた独自の地域風土の中で、先人たちは固有の歴史文化を醸成し、地域産業を育ててきました。我々の現在の豊かな生活、恵まれた環境は過去に先人たちが築いてきた文化や技術、産業、都市基盤などの優れた成果を受け継いできたことによります。伝統と歴史に培われた文化や技術を尊重し、継承していくとともに、さらに豊かで魅力ある未来社会の形成に向けて、新たな文化、産業、技術を築いていく必要があります。
- 自然環境の保全と人間活動の調和
- 我々が生きる地球の環境問題が深刻化しつつあります。人類がはるか未来まで輝かしい時を刻んでいくためには、負の遺産を後世の人々に残してはなりません。これまでの人間活動の多くは、自然環境や地球環境の破壊につながる行為でありましたが、未来に向かって人類が責任ある歴史を記し続けるためには、環境と調和したライフスタイルを実現し、次世代に豊かな自然環境と地球環境を受け継いでいくことが求められます。
その2 市民意向調査(市民アンケート結果)
(担当課:都市計画課)
都市計画マスタープラントは、よりよいまちづくりを実現するために、今後都市計画として取り組む内容を明らかにする計画です。
今回お知らせする「市民アンケート調査」は、みなさんのまちづくりに対する意識やニーズを把握するため、昨年8月に実施したもので、このアンケートで得た市民のみなさんの貴重なご意見を参考にして、それに応えることのできるマスタープランとなるよう努力してまいります。
今後の予定としては、今年8月末ぐらいまでに都市計画マスタープランの素案を作成し、9月末ぐらいから市内を数カ所に分けて市民のみなさんへの説明会を開催し、最終調整を行う予定にしております。今後とも市民のみなさんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
このアンケート調査は、和歌山市に居住している20歳以上の市民のみなさんの中から、2100人を無作為に抽出し、郵送による調査票の配布、回収による調査を行いました。発送した調査票2100通に対して、返送された有効回収票は739通。有効回収率は35.2%でした。
1.現在済んでいる地域の生活環境の評価
満足
|
5.8% |
どちらかといえば満足
|
48.3% |
どちらかといえば不満
|
31.3% |
不満
|
10.0% |
無回答
|
4.6% |
現在住んでいる生活環境(18項目)について、「満足」「どちらかといえば満足」「どちらかといえば不満」「不満」の4段階で評価をたずねました。その結果、「満足」「どちらかといえば満足」と応えた人が多い項目は、「自然環境のよさ」「幹線道路の便利さ」「住宅のすみやすさ」「行政窓口の便利さ」等となっており、これらについては6割程度の人がプラスの評価をしています。一方、プラスの評価をした人が少ない項目として「下水道の整備」「歩道の整備状況」「交通事故からの安全性」「河川や水路の整備」「身近な公園の整備状況」などがあげられており、特に「下水道の整備状況」に対しては約77%の人が「不満」または「どちらかといえば不満」と答えています。
総合的な生活環境の満足度については、約54%の人が現在の生活環境に比較的満足していると答えています。しかし、一方、「どちらかといえば不満」「不満」とマイナスの評価をした人も約41%有りました。 |
2.まちづくりの中で特に優先的に進めてほしい整備
生活道路の整備
|
52.6% |
歩道の整備
|
30.0% |
公共交通機関の充実
|
33.6% |
段差などのないまちづくり
|
22.9% |
身近な公園の整備
|
25,2% |
下水道の整備
|
50.6% |
自然環境を守るための対策
|
23.7% |
環境問題の対策
|
20.3% |
まちづくりの中では「生活道路の整備」と「下水道の整備」の優先度が高く50%以上であり、「公共交通機関の充実」「歩道の整備」「身近な公園の整備」の順になっています。
|
3.今後の整備方向
住
ん
で
い
る
地
域
|
商業や工業が盛んな地域
|
4.7% |
農業が盛んな地域
|
4.9% |
商業と住宅が共存した地域
|
11.6% |
生活環境の良い住宅地域
|
47.4% |
観光・リゾートの地域
|
5.7% |
自然の美しさを残した地域
|
17.7% |
和
歌
山
市
全
体
|
商業や工業が盛んなまち
|
18.7% |
観光・リゾート施設があるまち
|
38.2% |
環境のよい住宅地が整備されたまち
|
39.9% |
産業と住宅が共存したまち
|
41.5% |
行政機能や施設などが充実したまち
|
18.4% |
福祉や教育機能が充実したまち
|
57.5% |
和歌山市全体では、「福祉や教育機能が充実したまち」が57.7%ともっとも高く、以下「産業と住宅が共存したまち」「環境のよい住宅地が整備されたまち」「観光・リゾート施設があるまち」となっており、生活環境の充実を求める人が多い。
居住地域の整備方向としては、「生活環境のよい住宅地域」が、約5割と圧倒的に多くなっています。
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4.今後の居住意向
ずっと住み続けたい
|
73.3% |
しばらくは住み続けたい
|
10.0% |
いずれは引っ越したい
|
4.9% |
今すぐにでも引っ越したい
|
1.8% |
わからない
|
7.6% |
その他
|
1.5% |
無回答
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0.9% |
回答の約73%の人は「ずっと住み続けたい」と答えており、居住継続意向は高くなっています。 |
5.市民参加によるまちづくりの推進方策
市報などで情報を知らせる
|
63.2% |
情報が簡単に手に入るようにする
|
50.5% |
講座や学習会を開催する
|
18.7% |
市民の自主的な支援をする
|
19.6% |
関心がない
|
2.7% |
わからない
|
4.2% |
その他
|
4.3% |
無回答
|
4.3% |
今後、市民参加のまちづくりを進めていくためには、情報の提供や公開に対する期待を持つ人が多くなっています。 |
6.自由回答について
自由回答ではね「道路整備」や「下水道の整備」などに関するたくさんの貴重なご意見やご要望をお寄せいただきました。 |