「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.13  05.2.18発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


「守ろう憲法9条」昼休みデモ

「憲法・教育基本法を守ろう」わかやま昼休みデモが2月9日和歌山市内で行われ、200人が参加しました。憲法9条を守るわかやま県民の会、教育基本法を守る和歌山県連絡会、和歌山県地方労働組合評議会、和歌山地区労働組合協議会の共催によるもの。デモ出発点の和歌山市役所前で県地評議長の藤井穂住氏は挨拶で「政府は国民投票法案の今国会上程を予定しており憲法を取りまく情勢は緊迫している。9条守れの声を大きく広げよう」と訴えました。参加者は「日本を戦争する国にするな」「憲法改悪反対」「教育基本法改悪を許すな」などを唱和し、京橋プロムナードまで行進しました。

暗黒時代の再現を許さないために
* 以下の文章は、「憲法九条を守るわかやま県民の会」の運営委員の一人である宮下長G氏へあてた 友人からの手紙の抜粋です。
  貴兄が「憲法九条を守る会」の運動を続けておられること、かねてから聞き及んでいましたが、私もこの運動の趣旨には大賛成です。ただ私は昔から組織的活動は苦手ですのでエールを送ること位しかできません。私が拙い文章をお送りしたいと思ったことには、次のような動機があります。平素私は朝日と毎日をずっと以前から読み続けているのですが、たまたま今年は読売新聞元日号を読む機会がありました。そして本当に愕然としたのは社説の中にかかれている「戦後民主主義」の残滓を一掃せよという部分です。そこには九条の改悪はもちろん、教育基本法の改正により愛国心の育成、個の尊重の否定、平等主義の転換、消費税の大幅引き上げ、社会保障制度の改悪等々、国民の期待を逆撫でする悪政の実施こそ国家百年の大計に通ずるものと、とても正気の沙汰とは思えぬ理論が展開されているのです。・・・今や政府与党の自民党及び公明党、そして嘆かわしいことには野党第一党の民主党さえもが憲法改正を推進しようとしていますし、憲法改正の発議要件は充足されましたし、新聞、テレビ等のマスコミ論調も憲法改正を既定の路線であるかのように報道して世論を誘導しようとしています。戦後60年にして日本は最大の危機を迎えようとしています。このままでは日本は戦前の国家主義の時代に逆行することは目に見えています。・・・このままでは日本の国民は不幸のどん底に突き落とされます。このことを一人でも多くの人に判ってほしい。私はこのような気持ちでいっぱいです。しかし何の力も持たない私は貴兄を通じて「9条を守る会」の皆さんにお願いしたいと思います。世界に誇る「9条」を守ることはとても大切なことですが、それ以上に今年は、この国を戦前の暗黒時代に引き戻そうとする勢力の暗躍を断乎として抑えなければならない年だと思いますので大奮闘をお願いします。・・・

「九条の会・有田」旗揚げ

  2月12日、きびドームで「九条の会・有田」発足記念講演会を230名の参加で成功させました。当日は、平和のための戦争展も計画しロビーいっぱいにパネルを ならべ、来る人に戦争の悲惨さを訴えました。パネルは広島・長崎の原爆写真とイラク戦争の写真です。開会は栗原 省氏(吉備町在住・演出家)ではじまり、事務局より経過報告のあと、歌声サークルのみなさんによる歌で会場を盛り上げ、いよいよ「憲法改悪のねらいとわたしたちの生活と」題して 大阪電気通信大学の足立英郎先生に講演してもらいました。昨年の7月から準備会として活動をはじめ、現在アピール賛同者は1700名に届くところまできています。憲法問題は一般的になじみが薄く、講演でも話が難しいという側面を持っていますが、身近な問題をとりあげていくことが大事だとあらためて感じました。次からはターゲットをしぼった学習会なども計画していきたいと考えています。やっと出発点にたちました。これからやるゾー 

            事務局 貴志 武
                    


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