「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.15  05.3.18発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


職場で九条の会結成(貴志川高校)

  世の中の雲行きがどうも怪しいとさすがの私の目にも見えてきた二年前から、時間の許すかぎり学習会や講演会に出かけるようにしています。本を読んだり、講演を聴いたりしているうちに、60年前の敗戦時日本は光り輝く民主主義の国に生まれ変わったと信じたのは、あまりにも無邪気だったことがわかってきました。ですから、結局は押し切られて負けるのではないかと半ばあきらめ、このままいけば私の大切な子供たちはどんな時代を生きることになるのだろうと不安ばかりがふくらんでいました。そんな大げさに言えば絶望的な気持ちだった先月、近畿母連の学習会で憲法会議事務局長川村俊夫氏の講演を聴く機会を得、その気持ちはこれからの運動次第で勝てるのではという力強い希望に変わりました。その日の夜、何が出来るかあれこれ思いをめぐらせているうち、学校で「九条の会」を作ったらどうかという考えが浮かびました。身近にこそ誰よりも強い味方がいるじゃないかと今更ながら気がついたのです。とりあえず絶対に断らないとふんだ8人に声をかけ、全員からふたつ返事どころかとても積極的な了解をもらい、すぐに結成の運びとなりました。3月4日現在、「戦争のつくり方」という本を糸口に、「今、いったい日本ではどんなことが起こっているのか(What happens before war ? )」の例を各自持ち寄る、という内容で第2回目の会合が予定されているところです。この会をどう発展させ、どう展開していくかはまだまだこれからの課題ですが、「走りながら考える」のも時には必要では。(横山さゆり)  

「守ろう九条」河西のつどい
3月5日(土)午後7時から「守ろう9条河西のつどい」が和歌山市河西オミュニテイーセンターで開かれました。多目的ホールいっぱいの75人の参加で熱気あふれました。「憲法をめぐる情勢と改悪阻止の展望」という演題で坂本文博氏(憲法九条を守るわかやま県民の会事務局長)が講演されました。坂本氏は講演の中で「改憲策動はものすごい勢いで加速している。9条守る運動を急速に広げないといけない」と強調されました。この会の賛同者のひとり梅原貞晴さん(蘇州大学客員教授)が「人間として、日本人として、守らなければあかんなということが(お話をお聞きして自分の中に)入りました」と、毎日新聞の高校生が書いた投稿を紹介しながら話されました。主催者側から「つどい」賛同者の方々が紹介されました。また今後の取り組みとして(1)3月20日の「憲法フェスタ」の成功(2)会員を広げる(3)校区ごとなど地域の会結成をめざしていく、の三点が提案されました。なお、この集いに向け、賛同する12人の方々の名前を載せたチラシを配って宣伝しました。

街宣車4台で「9条守れ」の宣伝(和歌山市)
3月9日、JR和歌山駅前で12時から1時までの1時間、憲法9条改悪反対の街頭宣伝が行われました。JR和歌山駅周辺に高教組、和教組、医療生協、共産党の4台の宣伝カーを配置し、計29人が行動に参加しました。「なぜいま憲法?」という憲法改悪反対中央共同センターのカラーのチラシを約500枚配布しましたが「いつもよりよく受け取ってくれる」という感想でした。各宣伝カーの弁士は自民党の改憲大綱草案の批判、今国会に改憲へ向けての国民投票法案が出される予定になっているなど緊迫した情勢になっていることなどを訴えました。同じ日に新婦人和歌山市支部も別の時間帯にJR和歌山駅近くのスーパーマーケット前で独自に街頭宣伝を行い、5人が参加して80筆の憲法署名を集めました。


戻る