「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.19  05.5.24発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


生かそう憲法、守ろう9条

  5月14日午後1時半から和歌山市のビッグ愛で「5月の風に We Love 憲法5.14県民の集い」が開かれ350人が参加しました。「5.14県民の集い」実行委員会が開催したもの。幕開けに、この日のために結成された憲法合唱団30人によって「5月の風に」「かぞえうた」など地元で創作されたすばらしい歌声が披露されました。
呼びかけ人を代表してあいさつした藤井穂住県地評議長は「昨年6月に9条の会が発足して全国で1500をこえる組織ができた。安保闘争の時以上の速度で広がっている。和歌山でもほぼ8郡市出来、さらに中学校区、小学校区単位にも広がろうとしている。日本を戦争する国にしないために運動をさらに広げよう」と訴えました。つづいて前日の5月13日に発足した「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」の畑純一弁護士から「すでに和歌山の弁護士の過半数以上に加入していただいた。どんな小さな憲法学習会にでも可能なかぎり講師を送りたい」と力強い連帯のあいさつがなされました。講演した渡辺治・一橋大学教授(9条の会事務局)は 「9条のもとで自衛隊は1人も戦争で人を殺していない」と指摘。日本が直接戦争に参加しないために9条がいかに大きな役割を果たしてきたかを力説しました。さらに「国会では改憲派が多数でも国民の中では9条を守れが多数派」であることに確信を持って「9条守れの一点で広範な人と手を携え、今までやったことのないような壮大な取り組みをしよう」と訴えました。集会は閉会あいさつで和歌山会計事務所の梅田佳奈 さんより若者の視点から9条を守る大切さを訴えました。

きのくに九条市民の会(準備会)が「憲法を学ぶ集い」

  和歌山市の吹上、今福、吹上地区の住民らがつくる「きのくに九条市民の会」準備会は5月19日、県民文化会館大会議室で「憲法学習の集い」をひらき約100人が参加しました。講演した岡田政和弁護士は昨年11月に出され、その後自民党の内部矛盾で引っ込められた「憲法改正草案大綱」が、もっとも彼らの本音がよく見える文書だと指摘。
9条改悪を中心としつつ、他の国民主権、基本的人権の原則にも攻撃を仕掛けようとしていると強調しました。続いて「守ろう9条紀ノ川市民の会」から連帯あいさつ。和歌山空襲の体験をした西佐和子さん、戦争中、日赤勤務をしていた宮尾久子さん、中国東北部での兵士の体験をした上野寿雄さんからそれぞれ悲惨な戦争体験の話が出され「二度とあのような戦争を繰り返さないように9条を守ろう」と訴えられました。

<お知らせ>
憲法・平和を守るボーリング大会

  5月27日(金)18:00受付 18:30開始 ボール123
          主催 和歌山地区労働組合協議会、和歌山市春闘共闘会議
          お問い合わせ  073−436−3578


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