「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.22  05.6.29発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
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「和大9条の会」発足

「和大9条の会」(正式名は、「和歌山大学憲法9条の会」)をまだ会員確定はしない中で、発足しました。この会員確定する問題については、6月10日の会発足の後、2週間の中でようやく、方針決定したところです。
  というのは、大学はいつも(現在も)、日本の中の最も世代間の矛盾を露呈した場だと思うのです。つまり、学生たちは新しい時代に生きる最先端の感覚を持ち込んでくるし、一方歴史学者・社会科学者及び他の科学者が伝統的な知識生産手法に沿ってその社会と文化の伝統を説き、またそうした考え方の間での葛藤が渦巻いているのも、大学という場の特徴です。
  そういう場において、憲法を「理解し、守る」行為決定をする人々をできるだけたくさん増やしたいという思いが、「9条の会」に結集した、私たち教職員及び学生の共通の願いです。だから、その趣旨を広げるためには、あえて「憲法を守る」を謳い文句にしない段階で、論議を膨らませるやり方をとる。そこから、憲法9条の意義を訴えていく。そういう会則で出発することにしました。
  私たち「和大9条の会」は、「本会は、戦争を二度と起こさない立場から、憲法9条を積極的に考え、教職員、学生の中に活発な議論を広げることを目的とする。」と定めました。
  会員は早急に確定しつつ、学習会を重ねる中で、増やしていきたいと考えています。
6月10日の結成集会では、後藤正人氏(教育学部教員)に「憲法9条をめぐる諸問題」のタイトルでミニ講演をしていただきました。
  組織は世話人と事務局を会員の中に設け、事務局の中には当初より学生数名にも入ってもらっています。世話人を教育学部の副島昭一氏と経済学部の大泉英次氏に引き受けていただき、ただ今第1回の学習会に向けて準備中です。

                            :文責  事務局長  原 通範(教育学部教員)

「県民の会」第2回運営委員会開催される

  6月16日、高校会館で「憲法九条を守るわかやま県民の会」は第2回運営委員会を開催し、各労組や民主団体の9条を守るとり組みの交流が行われました。
  会議では、地域の九条の会が8郡市でほぼ結成され、今後、町村や中学校区単位まで広げていく必要があること、労組や民主団体での運動をいっそう強める上で網の目の学習や、各団体が掲げている要求や課題と憲法運動の結合が大切なこと、地域の運動と労組、民主団体との共同の必要性等が強調されました。また、今すすめている意見広告ポスターの運動を成功させるためにいっそうとり組みを強めるとともに、期限も1ヶ月のばして7月末日にすることが確認されました。


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