「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.24  05.7.20発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


自民党が憲法改正要綱を発表、自衛軍保持で「戦争する国」に

  自民党の新憲法起草委員会は7日、「自衛軍を保持する」などとする改憲要綱第一次素案を発表しました。この素案を踏まえ、7月から全国10ヶ所でタウンミーティングを開き、11月15日の結党50年の大会に条文ごとの「改正」草案を提案し、自民党としての憲法改正案を決定するとしています。
  第一次素案では、焦点となっていた9条で「自衛軍を保持する」とし、「戦力不保持」「交戦権否認」を定めた9条2項の削除を明確にし、日本を「戦争できる国」に変えようとしています。また、憲法改正の発議要件の両議院の2/3以上を1/2に緩和し、政権党の意のままに改憲できるようにすることなどが盛り込まれています。

和歌山市駅前で9日宣伝

  朝から終日雨が降り続いた7月9日(土)夕刻、「憲法九条を守るわかやま県民の会」は和歌山市駅前で街頭宣伝を行い、雨にもかかわらず各団体から10人参加しました。7月9日は60年前に、和歌山への空襲で多くの市民の尊い命が奪われ、市街が焼け野原になった日でもあり、ハンドマイクで「このような悲惨な体験を再びしないように憲法九条を守り抜こう」と訴えました。また自民党の新憲法起草委員会が7月7日、「自衛軍を保持する」などとする改憲要綱第一次素案を発表した直後でもあり、各弁士の訴えで、改憲のねらいが、「日本を戦争する国にする」事にあることが強調されました。

忙しくても憲法のたたかいは労組の使命

わかやま市民生協労働組合・わかやま市民生協パート労働組合

  私たちの働く生活協同組合(生協)は、「平和とよりよい生活のために」を設立以来のスローガンとし、生活の基盤が平和であることを示し続けてきました。しかし日常業務の中では数字に追われるばかりで、じっくりと学び、考える時間が全くありません。それでも、憲法問題については労働組合の使命として、決しておろそかにはできません。自分たちでできるところから足を踏み出していこうと、日本国憲法を学び、平和を守るとりくみをすすめてきました。
  4月22日 (労使共催)憲法学習会
  4月30日 コープ紀三井寺店前にて、「正規」・パート両労組による署名・宣伝行動
  5月1日 憲法メーデーに「正規」・パートあわせて45人参加
  曜日の関係もありますが、メーデーにこれだけの労働者が参加するなんてこれまでになかったこと。意見広告ポスターについても7月19日現在、62人(74口)を集約しています。こんな数を集約したのもかつてなかったこと、と正直驚いています。まだまだ緒についたばかりですが、仲間をもっともっと増やしていこうとがんばっています。


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