「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.25  05.8.4発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
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自民・新憲法第1次案発表

  自民党の新憲法起草委員会(委員長・森喜朗前首相)は一日、「自衛軍を保持する」と明記するなど九条を全面改悪する内容の「新憲法第一次案」を発表しました。自民党が条文化した改憲案を発表するのは初めて。十一月に公表する改憲草案に向け大詰めの作業を続けることになります。
  <9条改悪のポイント>
●第2章「戦争の放棄」のタイトルを「安全保障」に書き換える
●9条1項の「戦争放棄」の文言を削り、「戦争その他の武力の行使…を永久に行わない」 と書き換える
●9条2項(戦力不保持、交戦権の否認)を削除
●自衛軍の項目を新設 (1)「我が国を防衛」する「自衛軍」を保持(2)国際協調の活動(海外派兵)、「公共の秩序の維持」(治安出動)を行う(3)法令、国際法の遵守(4)自衛軍の組織、運営は法律で定める
●「自衛軍の統制」を新設 首相の指揮監督に服するなど
●司法(第6章)に、軍事裁判所の設置を明記

国公法弾圧・堀越事件支援激励学習会、
  国民救援会が和歌山市で7月15日に開催

 
  先ず、中央本部の芝崎孝夫氏は、自民党はじめ、憲法改悪の策動がつよまる中、今までにない言論弾圧事件が、起きていること。それが、警備公安警察の主導のもとで起きていること。この事件も、警察が、逮捕の一年前から、堀越さんを尾行し、盗撮していたこと。この警察の撮ったビデオが、堀越さんが、ポストにビラを配った瞬間−やった−という警察の実態が、ナマナマしく、映っていたこと。盗撮しているところの警察・検察の卑劣な実態が見たような気がしたと報告。
次に堀越さんが、逮捕当日の様子や裁判闘争を報告。「憲法が被告に座っていると、自覚して、全力で頑張ります。」と締めくくった。会場でのカンパも17000円集まりました。(国民救援会・池内祥元)
 
「9条ネットわかやま」結成準備会開催

  和歌山県では、5月に結成された「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」が、和歌山での運動をさらに大きく広げようと「9条ネットわかやま」の結成を呼びかけ、その結成準備会が8月1日にプラザホープで開催されました。
  準備会では、山崎弁護士が主催者あいさつをし、藤井弁護士から経過報告と申し合わせ事項などが提案されました。この会議には、多くの団体・個人が参加し、それぞれの立場から憲法・9条を守る活動について発言しました。
  当面、8月6日の紀州ぶんだらおどりへ「9条連」として参加することや11月19日に市民会館大ホールで結成集会を開催することなどが確認されました。


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