「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.29  05.10.12発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
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「九条の会美浜」誕生

  9月25日(日)美浜町中央体育館で「平和を愛する美浜の集い」には町内外から150人が参加し、「九条の会美浜」の結成を宣言。当日までに呼びかけ人・会員が242人に達し、カンパの訴えに77524円の浄財が寄せられました。 オープニングには「天音太鼓」が大音響で勇壮な演奏をし、地元三尾の合唱団「ソーレMio」が代表呼びかけ人の西 茂さん作詞・鎮魂歌「友よ安らかに」などをしっとりと聞かせて参加者を魅了しました。毎日テレビのドキュメンタリー番組ー本多立太郎さんを追うー(12月放映予定)で取材された戦争体験出前噺の1032回目の講演の本多立太郎さん(九条の会みなべ代表)が「沈黙の群衆になるな、憲法を守るだけでなく、憲法を武器に攻めていこう」と訴えられました。
  第二部の結成総会で九条にちなんで9人の代表呼びかけ人を選び、代表の1人の元町会議員の児玉五郎さんが「憲法九条は国家が戦争という愚行をしないように制定されました。”九条の会美浜”は世界の人々に九条の精神を発信するために生まれました。美浜の皆さん、大きく賢く育ててください」とあいさつしました。行動提起では、会員拡大を年内500人を目標にがんばろうと訴えられました。

                「九条の会美浜」事務局長  大谷 真 

赤木俊之弁護士が憲法会議総会で講演

  10月6日(木)高校会館で05年度の憲法会議総会が40人の参加で開催。県下で40以上の「9条の会」が結成され、9月には「9条の会・わかやま」が多彩な呼びかけ人で結成されるなど運動が広がっているが、国会に憲法特別委が設置され、国民投票法案通過をねらって審議が開始されるなど、改憲への動きが加速されている中、いっそう運動を発展させるために宣伝、学習、署名、網の目の「9条の会」づくり、憲法会議会員の拡大など力を尽くそうという方針が確認されました。
  総会を記念して、「自民党新憲法草案を検証する」と題して赤木弁護士が講演。 焦点の9条については「自衛のための必要な限度での活動」は法解釈上、集団的自衛権を当然、含めていると見るべきであり、ブッシュドクトリンの「先制攻撃で自国を防衛する権利」とあわせて考えると、アメリカとともに海外で戦争する国になる道が開かれるものであることなど、そのねらいを明快に語って頂きました。

憲法9条を守る運動交流会開かれる

  10月8日「県民の会」主催で「憲法9条を守る運動交流会」がプラザホープで70人の参加で開催されました。後藤正人和大教授は主催者挨拶で、「自由民権運動の高揚時のように、憲法9条を守る大きなうねりを」と訴えました。参加者から多数発言があり、 御坊「九条の会」からは「結成総会でホップ、市民文化会館のゾウ列車合唱(700名参加)でステップ、イラク『リトルバード』映画上映でジャンプをする取り組み。有田9条の会からは「地域FMマザーシップにのせて宣伝活動、4万枚のチラシ配布、賛同者が2000名まで集まった」、「紀ノ川 市民の会」からは「3月に続いて2回目の憲法フェスタを準備中。過半数獲得を視野に中学校区単位まで拡げることが今後の課題」、新婦人の会からは「毎月9日に街頭宣伝で署名。9条ブローチを作成」、那賀からは「憲法ビデオを見た後、9条ワインを飲みながら青年教職員が交流」、「憲法9条を守る弁護士の会」からは「全国でも珍しい弁護士会過半数で組織。今後『9条ネット』を立ち上げ共通の目標を持った取り組みを」など活発に交流を行いました。閉会の挨拶で、元県立学校長宮下長G氏は、「9条を守る大きなうねりを和歌山からおこそう。」と呼びかけました。


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