「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.31  05.11.4発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
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「みなべ九条の会」盛大に結成総会

「憲法九条を守るみなべ有志の会」が発足してから約2カ年、10月23日、「みなべ九条の会」結成記念「平和を願う町民の集い」を約200名の参加で開催。「核兵器廃絶・平和宣言の町」のみなべ町長は来賓あいさつで「こうした組織がわが町に出来ることは意義深いこと。おめでとうございます」とメッセージを下さり、自分の戦争体験をもとに平和への尊さを語られました。集会ではプロのソプラノ歌集の前田佳世さんが、「青い空は」「5月の風に」「アンデイ・ムジーク」「サトウキビ畑」の4曲を、間に平和への思いを語りとして入れながら熱唱されました。また遠く和歌山市から森教二さんが、平和な時代こそ心からマジックショーが楽しめるのだとの願いを込めてかけつけてくださり、その見事な技に参加者は大喜びしました。記念講演は、西日本劇作家協会代表の栗原省先生を迎え、「命づ宝」と題して、沖縄の波照間で起きた悲劇を、映像と朗読による構成劇と先生の語りで、熱っぽく平和と人権の尊さを訴えられ、参加者に大きな感動を与えました。 谷本さん(中学3年生)による「憲法9条」、外山さん(主婦)による「あたらしい憲法のはなし」の朗読も感銘を与えてくれました。
「みなべ九条の会」の発足宣言、規約や呼びかけを確認し、当面、会員を年内200人にし、「日本国憲法を変えないで、九条を守り、平和のために生かすことを求める請願」に取り組むことが確認されました。                    (平野憲一郎)

「和大9条の会」意見交流会

  和大9条の会は10月21日、久しぶりに、意見交流会をしました。第1部がフランク・パブロフ著『茶色の朝』の朗読です。学生会員の要望でやることになりました。茶色以外の犬、ネコを飼ってはいけないという政府のお達しに、忙しい日常つい面倒だからその指示に適応していく。最後は、かって茶色以外の動物を飼ったことのある人々まで皆逮捕されていく。このファシズムが忍び寄るお話が、学生たちの日常(だけではなく、今の日本人誰においても)とまるで同じだ、ということで教員も学生も、今という時代にたいへん危機感を募らせました。第2部は、「なぜ、9条のことなんかに首をつっこむようになったのか?」について、一人3分程度ずつ全員が語り合いました。これも学生会員の発案です。司会も学生です。最後の方は参加者が15人くらいになって、久しぶりに充実した時を過ごしました。
  次回から、小泉首相の靖国参拝への怒りも手伝って、高橋哲哉著『靖国問題』(ちくま新書)を読み合うことにしました。学生さんたちが手分けしてレポートをしてくれます。さしあたり、その第1回が11月18日(金)17時15分〜19時まで。G−205(共通教育棟2F)です。
  なお、学生の一人の感想を載せておきます。「中村先生の“守る”(憲法を)に対する意見も、副島先生の管理者の…としての意見も聞けてよかった。人生の重みを感じることができた。また、もっと聞きたいなと、思いました。」        (文責 原 通範)

<お知らせ>
講演会 中村哲(ペシャワール会代表)「氷河の流れのようにー憲法9条に守られてー」
      日時  2005年12月1日(木)午後6時30分開会
      場所  和歌山市民会館小ホール   (参加協力券 500円)
      主催  9条ネットわかやま(準備会)


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