「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.33  05.11.25発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
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「雑賀九条の会」結成総会に80人

  和歌山市雑賀地区の住民らでつくる「雑賀九条の会」の結成総会が11月13日、サンピア和歌山で開催され、80人が参加しました。記念講演で「憲法九条を守る和歌山弁護士の会」の石津剛彦弁護士は「憲法九条は徹底した平和主義を表しており、特に2項の戦力不保持と交戦権否認は他国にも類を見ないもの。これがあったから戦後60年間日本は戦争してこなかった。自民党の新憲法案はこの9条2項を削り、自衛軍を持つことを明記した。これは日本が海外で戦争する国になることに道を開くものである」と強調。「この改悪を許さないため思想信条を乗り越え、手をつなぎやれることは何でもやろう」と訴えました。総会では和歌山弁での九条朗読が5人の女性でされた後、呼びかけへの賛同が321人、会員が202人になったことなどの経過報告、申し合わせ事項の確認や役員の選出が行われました。代表の野間友一氏は閉会あいさつで「過半数の世論獲得は大変な作業だが常にこれを視野において運動を拡げよう」と締めくくりました。

好きなのは、憲法九条です。
  和教組本部執行部が、ポスター貼りだし行動

  11月15日、和教組本部の専従役員・書記で、午前と午後に分かれて、県教育会館周辺でポスター貼り行動を行い、1日で数十枚のポスターを貼り出しました。
和教組では、「憲法ポスターをすべての学校で貼ろう」「執行部が先頭に立って、地域へ貼り出そう」という方針を持っていますが、確定交渉や諸闘争でなかなか進んでいませんでした。まず、本部役職員が行動に踏み出そうとこの日の取り組みとなりました。
「あそこの教育会館の教職員組合のものです。日本がまた戦争できるようにと、憲法九条を変えるという動きがあります。そんな動きに反対するために、このポスターを作りました。壁に貼らせてください」と訴えると多くのところで快く応じてくれました。
「おおー、この家、ええ壁持ってるなあ」 ポスター貼りをしているといつもとは違った視点で家を眺めてしまいます。「看護学校を出てすぐ戦地へ行かされた」「夫は、戦争よりもシベリア抑留生活が長かった」などの話を聞かせてもらいながら、「憲法を守らないと」という思いを強くした行動でした。県内各地で貼りだし運動を強めていく決意です。    (和教組:琴浦)

<お知らせ>
「9の日」街頭宣伝                     12月9日(金)17:30 JR和歌山駅前
憲法九条を守る和歌山弁護士の会 リレートーク  12月9日(金)18:30 市民会館市民ホール
「憲法9条を守るわかやま県民の会」運営委員会  12月15日(木)18:00 高校会館4階


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