「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.37  06.1.5発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


  戦争と福祉は相容れない! 福祉保育労が街頭宣伝

  全国福祉保育労働組合和歌山支部では、戦争と福祉は全く相容れないものであることを支部定期大会で全組合員と確認し、平和を守る運動への積極的な参加を議案に盛り込みました。
12月9日は、障害の日です。この日に平和行動をする意味があることを強く感じ、組合員に呼びかけました。90人ほどの組合員のうち5分の1が集結しました。私たちは、障害を持っていてもそうでなくても「この日本に生まれて良かった」と感じる日本の社会づくり、社会福祉の充実を望んでいます。そのためには「まずは、その気持ちを社会に表現することから始めよう」ということで企画、実行しました。福祉保育労の有志は20代、30代が中心で、19人が参加し、障害者自身も2人参加しました。(合計21人)。その障害者の方が「憲法を守る運動があればいつでも教えてほしい。一緒に運動したい。」と言った一言の中に、福祉保育労の使命と思って企画したことが、そんな枠を超えた運動へ広がっていくことを実感しました。行動内容はバンド演奏で「島人の宝」や「世界でひとつだけの花」などをみんなで歌い、署名活動、街宣を行いました。初めて参加したと言う組合員はたった三つの署名を集めただけですが、そのことに感動し、同じ思いの人がいることに自信をつけたようです。「戦争はあかんと思っていても、それを社会に表現しなかったら、イラク派兵を受け入れて認めていることと同じになるんちゃう?」という短い文句で、多くの有志を生むことが出来ました。今年は障害者本人、その保護者、他組織の組合とも共同の運動が出来るように取り組んでいきたいと考えています。 

福祉保育労 書記長 浦上 武史


  9条を「選び直す」   和高教「青年講座」で憲法・教育基本法の学習

  和高教青年部では、ここ数年「憲法・教育基本法」「成果・成績主義賃金」のふたつを重点課題と位置づけ、工夫の凝らしたとりくみをすすめてきました。「憲法・教育基本法」では、2004年2月の「第19回青年講座」および2005年11月の「第20回教育研究集会」にてフォトジャーナリストの久保田弘信氏にご講演いただき、マスコミからは伝わらないイラク・アフガニスタン戦争の真実等を学習してきました。参加者はこれらを通じて、改めて日本国憲法や第九条を「選び直す」(「九条の会」アピールより)ことができました。
  ある参加者は、「ぜひとも高校生にも知って欲しい」と職場にはたらきかけ、2校(田辺高校、海南高校)で久保田氏による全校生対象の講演会が実現しました。また「第20回青年部教研」では、前回の「第19回青年講座」に参加した青年教職員が参加をよびかけ、例年の約2倍の参加者(60名)で行われることとなりました。ある青年教職員は、「これまでは『憲法』とか言われてもほとんど関心がなかったが、今はニュースでやっていると見るようになりました。」と話していました。10月5日付毎日新聞の世論調査では、20代の70%が「九条改悪に反対」と報じられていました。このことにも確信を持ち、今後も青年教職員の発想を活かしたアプローチで「憲法・教育基本法改悪反対」のとりくみをすすめていきたいと考えています。

         和歌山県高等学校教職員組合 書記次長 花井貴弘(青年部担当)


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