「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.39  06.2.6発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


「医療生協・九条の会」結成される

  1月28日(土)、11人の呼びかけ人と350人の賛同発起人によって「和歌山中央医療生協・九条の会」(略称・医療生協九条の会)が結成されました。
 結成総会には116名が参加。「九条の会・わかやま」呼びかけ人のお一人である月山弁護士が来賓として参加して下さいました。月山弁護士は挨拶の中で、自らの戦争体験にも触れながら、憲法10条以下の条文が憲法9条の上に成り立っていること。日本国憲法は「押しつけ憲法」と言われるが、形はそうであっても中身は日本国民が希求していたもの。逆に今の改憲の動きは、日本国民の中から出てきたものでなく、「アメリカの押しつけ改憲」「日本の迎合改憲」になっているところに危険がある。「平和のないところに人権はない。人権のないところに平和はない」「憲法九条の問題は、党派を超え、1人ひとりの命の問題」と訴えられました。
  集会では、基調提案、ギター演奏をはさんで、組合員・職員によるリレートークが行われ、会の組織と活動方針について九項目の申し合わせを確認しました。
「医療生協・九条の会」は、大江健三郎さんら九氏が結成した「九条の会」のアピールに賛同する医療生協組合員・職員の「自主的」「主体的」参加の「会」です。今後、支部・事業所単位の「九条の会」結成を促進し、憲法学習と「九条の会」アピール賛同署名を医療生協のすべての組合員・職員の中に、さらに県民・市民1人ひとりの中にひろげるために活動します。      (会事務局・田畑安敏)

「守ろう9条 紀の川 市民の会」が第2回総会
          会員が1年で3倍に

  1月23日(月)夜7時より、「守ろう9条 紀の川 市民の会」第2回総会が、河北コミュニティセンターで開催され50人が参加しました。会員は1月で637人となり昨年1月の発足の時から比べて約3倍になりました。細谷圭助和歌山大学教授の司会で進められ、はじめに、「最近の改憲をめぐる動向について」と題し金原徹雄弁護士のミニ講演がありました。金原さんは、自民党の「新憲法草案」について分析した上で、「国民投票法案」の問題点を指摘し、「9条を守るために、1人でも多くの人と連帯を。ねばり強く、あきらめず。」と結ばれました。
  総会は、運営委員会から原通範代表がこの1年間をふり返っての取り組みのまとめを報告し、2006年度の課題について、会員の拡大、憲法9条を守るネットワークづくり、世話人会議の定例化などを提案しました。討論では、有功・直川地域からハンドマイク宣伝など目に見える宣伝の強化をめざし、「のぼり」をつくる予定である等、新しい動きが紹介されました。また、地域での運動の具体化をもっと急ごうという発言も出されました。                 (萩田信吾)

<お知らせ>
 「県民の会」主催「国民投票法案批判」学習会と運営委員会
           講師  由良登信弁護士
           日時  2月16日(木)18時〜19時
           会場  高校会館4階ホール
           運営委委員会は、講演終了後 19時〜20時 同会場で開催されます。


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