「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.45  06.6.26発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


平和を願う名草のつどい

  6月18日(日)午後、和歌山市「名草9条の会」主催の「平和を願う名草のつどい」 が和歌山市紀三井寺の地場産業振興センターで開催され、60人を超える人々が参加しました。最初に、事務局から16人の呼びかけ人の発表など経過を報告。続いて「憲法九条を守るわかやま県民の会」の坂本事務局長より「世界に輝く憲法9条」と題して講演があり、改憲への動きは加速しているが、国民多数の平和への願いに依拠しながら9条守ろうの一点で広範な人々が手をつなげば展望が開けると訴えました。
  次に海南市在住の吉川薫雄さんから「私の戦争体験」と題して中国青島での海軍特別攻撃隊での死と向かい合った経験が話され「どんなことがあっても戦争は許されない」と強調されました。最後に、和歌山市の「守ろう9条 紀の川 市民の会」の萩田さんと「きのくに9条の会」の宮尾さん、西川さんから活動紹介がありました。


有権者の過半数を動かした岩国の運動
       「守ろう9条 紀の川 市民の会」が第3回憲法フェスタ
 

  2006年6月17日(土)河北コミュニティーセンターにおいて、「守ろう9条 紀の川 市民の会」主催による第3回憲法フェスタが参加者146名を集め、盛大におこなわれました。オープニングは、トイ・ボックス&藪下将人さんによるミニコンサートで「ひろしまのあるくにで」などの平和の歌をみんなで合唱して、元気になりました。続いて岩国市の「艦載機受け入れ反対に○をする会」の吉岡光則会長より、「有権者の過半数を動かした岩国の運動」と題したお話をしていただきました。前半は、大スクリーンに岩国市の基地の様子や、反対運動の様子がプロジェクターにより映し出され、わかりやすく説明してもらいました。さらに後半では、運動がまちの雰囲気を変えていき、「住民が主人公」という意識が高まっていったことを丁寧に教えていただきました。「投票を成立させなかったら、岩国市民は天下の笑いものになる」「自分たちの町のことは自分たちで決める」「黙っていたら、これからも際限なく国の言いなりにされてしまう」などの意見が市民からわき上がっていったということです。こういった運動の成果が、後の市長選にもつながり、見事「住民投票の結果を尊重し国に撤回を求める」と公約した井原市長が誕生したそうです。休憩を挟んで、「青年層や若いお母さん達の動きについて」「今回の運動と9条の運動を連動させるにはどうしたらいいか」など様々な質問も投げかけられるなど、会場は大いに盛り上がりました。別室の展示コーナーでは、絵画、絵手紙、詩書画、ステンドグラス、ガラス絵、リフォーム、ビーズ、ななこなど会員の力作が展示されました。
「会」は同日で会員数が681人になり結成時の3倍を超えました。


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