「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.48  06.8.31発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


職場で憲法学習(耐久高校)

  61回目の長崎原爆の日である8月9日、分会主催の教育研究集会が行われた。いま教育現場では、慢性的な超過勤務、構造改革に伴う賃金切り下げ、成績主義賃金につながりかねない教職員評価等々、様々な問題を持ちながら多忙な日々を送っている。
  しかし、平和な社会が保たれてこその学校教育であるはずなのに、憲法「改正」、国民投票法案、教育基本法「改正」については職員室でもなかなか話題にならない。そこで今年は教研集会のテーマの一つに憲法学習を取り上げた。和高教打井書記次長を招き 憲法「改正」の背景と情勢についていろいろな資料を示してもらって話を聞いた。
  参加者は改憲といえば9条を中心に考えていたが、前文を始めとして多くの分野にわたっていることにあらためて問題の大きさを実感した。さらに国民投票法案についても 多くの質問が出され、問題点が明らかになった。日本は「海外で戦争できる『普通』の 国」になるのか?耐久高校では、今、全職員に呼びかけて「9条の会」を作ろうという話が少しずつ進んでいる。今回の学習は「9条の会」設立を後押しする確実な力になったと思う。   和高教耐久分会  戸根恒夫 


終戦記念企画「いま語りつぐ平和への願い」開催 (橋本・伊都・かつらぎ)

  8月12日 「憲法9条を守る伊都・橋本連絡会」は「橋本9条の会」「九条の会・かつらぎ」と共催で終戦記念企画「いま語りつぐ平和への願い」を開催しました。約50名の参加を得て楽しく真剣に憲法を守る運動の発展を誓い合いました。内容は1部は歌声「九条」「ねがい」,第2部は戦争体験の語りで 辻橋美代子氏と児玉学氏のお二人に悲惨な戦争体験を語っていただきました。ちょうどお盆ということもあって参加の状況はどうかなと思っていまいたがこの地方としてはよかったと思います。 (草田信行)
写真は語り部の児玉学氏(高退協)です。

《日本への侵略の可能性は低下》2006年防衛白書
 
  北朝鮮のミサイル発射直後に出された8月1日の『防衛白書』は、日米同盟の地球規模化と在日米軍再編の徹底が強調されています。しかし、日本についていえば、昨年、一昨年につづき、「本格的な侵略事態の可能性は低下している」と、日本に軍事侵略する国があるとはいえないという立場をとっています。北朝鮮のミサイル発射を口実に「敵基地攻撃」論を展開することはできないことを自ら認めているのです。したがって、日米同盟の強化は「日本の防衛」ではなく、もっぱらアメリカのためということになります。


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