「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.59  07.6.7 発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
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「雑賀9条の会」が毎週、過半数署名行動

  和歌山市の小学校区につくられている雑賀9条の会は、5月14日(月)から、毎週月曜日に9条を守る過半数署名の取り組みを進めています。第3回目の5月28日(月)は午後3時45分に、予定地域の路上へ集合し、打ち合わせした後、1時間署名行動しました。この日は7人が参加し、2人組で「9条守ろう」ののぼりを掲げハンドマイクで街頭宣伝しながら、他の2〜3人組、2チームで地図を見ながら戸別に訪問し、全国「9条の会」、「9条の会・わかやま」「雑賀9条の会」の呼びかけ人の名前や憲法9条を印刷したチラシを手渡しながら署名を訴えました。ある訪問先の婦人は、自分の親の兄弟にも戦死者がおり、戦後、いろいろ大変だったことを聞いており、再び戦争が起きないようにして欲しいと、署名に応じてくれ、さらに雑賀9条の会へその場で加入してくれました。

「九条の会・かつらぎ」が講演会と総会

  2007年5月19日(土)午後、かつらぎ町笠田ふるさと交流館で「九条の会・かつらぎ」は講演会と第1回総会を開いた。 開会行事として、挨拶とメッセージのあと、「橋本九条の会」より合唱曲「9条」と「ねがい」の演奏で激励を受けた。「九条の会・高野口」よりメッセージが届いた。 参加者54名で会場ほぼ満席となった。
 「今いちど、九条を考えよう」の演題で記念講演した 藤井弁護士(9条ネットわかやま主宰)は、憲法九条の意味を説き、政府与党などのなし崩し的骨抜きに対する国民の認識、九条を守るために今、私たちがしなければならないことに言及。 国民投票のときには×をつけてもらうと言うことが大前提である。この署名は単に書いてもらってそれでよいということでなく、「自分の問題」として考えてもらう、そのための対話を大事にすること、また、5年後の有権者つまり子どもたちと話し合うことを強調した。 最後に、「楽しい運動」でなければと締めくくった。
総会では当面する活動として会員拡大・署名運動などを決め、役員を選出した。(文責 草田)

品川氏の憲法講演会に330人

  6月2日(土)和歌山市のプラザホープで「9条の会・わかやま」と「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」の共催で経済同友会終身幹事の品川正治氏を招き憲法問題講演会が開催され330人が参加し、会場がいっぱいになりました。
品川氏は、3高時代、学業半ばにして戦争に招集され中国戦線で戦い傷きました。 戦争が終わって、復員の船の中で、新憲法草案が載った新聞が配られそれを読んだみんなが「これなら生きていける」と感激で泣いた。そうした戦争体験から「戦争を起こすのも人間、それを許さないで止めようと努力するのも人間」ということに気づき、その後の一生を貫く考えになったと自分の信条の源に触れました。
  国民投票になった場合、国民が改憲NOと言ってしまえば、アジアにおける日本の位置も変わる。
日米関係も変わる。世界史的な変化が起きる。まさに今、国民の出番が来ている。ぜひ運動を大きくすすめて欲しいと呼びかけました。


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