「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.63  07.9.25 発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


地域共同センター代表者会議開催される   過半数署名の推進を意思統一

  9月15日午後、高校会館で地域共同センター代表者会議が開催され、県下8郡市よりすべて代表が参加し、「県民の会」役員を含め19人が参加しました。
「県民の会」は過半数署名を強力に推進するため主な労組・民主団体からなる過半数署名推進委員会をあらたに設置しました。代表者会議は先ず、藤井穂住推進委員長が開会挨拶し、坂本文博事務局長から「憲法をめぐる新たな局面」についての情勢報告をした後、琴浦龍彦推進委員会事務局長が提案を行いました。提案では過半数署名達成のため、地域で網の目の推進体制を確立することや労組、民主団体が、それぞれ運動課題との関わりで重点課題として取り組むことの重要性が強調されました。
  討論では、各地域の9月9日行動の経験や、地域での署名の進め方、学習の重要性、共同センターと9条の会の果たす役割など熱心に討論が行われました。会議は最後に「県民の会」の武内正次代表からの閉会挨拶で締めくくりました。

障害者・患者九条の会   学習会と街頭宣伝 

 9月16日(日)午後1時30分より障害者・患者九条の会は和歌山市ふれあいセンターで山崎和友弁護士を講師にお願いして「主権者がつくる憲法と暮らし」と題して講演をして頂き、40人が参加しました。 学習会終了後、午後4時からJR和歌山駅前で憲法署名を行い、約20人が参加しました。ハンドマイクで道行く人々に「生命を奪い生活を破壊し、多くの障害者を作り出す戦争に反対して、憲法9条を守りましょう。」と訴えました。1時間の行動で53筆の署名が集まりました。

罵声の中、超えた38度線  満州での敗戦と引き揚げ体験
 
  前号に掲載しました第6回「戦争体験を語る会」(田辺9条の会主催)でお話しされた谷口彬夫さんが田辺市老連の「後世に残し伝えたい体験」へ寄稿した文章の一部を紹介します。谷口さんは昭和20年
1月16才で満州独立飛行中隊へ配属され終戦を迎えました。
◆8月15日、全員集合、戦隊長から終戦と戦隊の解散を告げられる。同期4名に「一日も早く南下しよう」と提案、即日南下開始、集落で中国服と交換する。航空地図を頼りに里道や鉄道線路を歩き続けた。・・8月23日、鴨緑江で朝鮮人が大勢乗っていた客車に潜り込んで北鮮満浦鎮に到着・・。遠方から「赤旗」の労働歌とマンセイ、マンセイ(万歳)の声が聞こえる。・・8月28日、38度線上の開城府、・・魔の38度線の検問所には、日本軍との戦いでぼろぼろになった軍服に、自動小銃を抱えた3人のソ連兵と、検問を受ける日本人を見るために、大勢の朝鮮の老若男女が橋の両方に立ち並んで、日本人憎さの罵声を発していた。当方5名は、17,18才の少年、中国服を着ているので軍人とは思われない。・・(田辺9条の会機関紙より)


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