「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.69  07.12.25発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


地域で署名行動    高教組第2支部
 
  12月9日(日)、「和歌山市9条センター」の呼びかけで、高教組第二支部は11名が参加し、9月9日に引き続き雑賀地域と楠見地域で第2回一斉署名・宣伝行動を行いました。 
「地域9条の会」の人から説明を受けた後、2〜3名で組をつくり各戸訪問を実施しました。地域一斉署名・宣伝行動は9月9日に続き2回目となりますが、今回初めて参加した人も多く、少し緊張した様子も見られました。
 午前中1時間程度の行動でしたが、「少し不安もあったが、来て良かった」というのが初めての参加者からの感想でした。「9条を守れ」の流れをさらに大きく広げるため、これからも積極的に行動していきたいと思います。 (高教組第2支部書記長  内田厚)    
 
かつらぎ町「日本の青空」上映に368人

  12月8日、かつらぎ町総合文化会館あじさいホールで映画「日本の青空」が2回上映され計368人が鑑賞しました。「鈴木安蔵をはじめ日本の民主化を願う人々が戦前戦中もがんばり続けてきたことがよくわかり感動しました。」「アメリカから押しつけられた憲法と言われ続けてきた日本国憲法でしたがこの映画で日本人がつくった憲法とだと胸を張って言えるようになってうれしいです。」など観た人に大きな感動を与えました。

「9条の会・かつらぎ」が署名・宣伝行動

  12月9日、「9条の会・かつらぎ」は署名宣伝行動を行い、妙寺地区と高田地区に入りました。参加者は7名、 署名は40筆と前回を下回りましたが、「九条の会・かつらぎ」への入会申し込みが8名と大きな成果がありました。 署名活動に参加された方々からは「(趣旨説明を聞いてくれて)私はいいことだと思う。こういうことは夫とも話してから、ということで入会してくれた。署名用紙も預かって下さった。再訪問する予定。」「歩くこと、歩けば成果が出る。断られた軒数殆どなかった。」「九条には賛成ですが、もし北朝鮮が攻撃してきた時どうするのですかという方がいた。」などの報告が出されました。

「九条の会・粉河」結成総会に70人
               月山 桂弁護士が講演

「九条の会・粉河」の結成総会が12月15日、紀の川市粉河ふるさとセンターで開かれ、旧粉河町の住民約70名が参加しました。世界に誇れる平和憲法・日本国憲法を守り、第九条を絶対に改悪させてはならないとの決意のもと6月末に準備会が発足し呼びかけ人を募って準備を進めてきましたが、11月10日にまず呼びかけ人の会を10数名で開き結成総会に備えました。
  総会当日には、呼びかけ人はさまざまな職業・階層の人々が40名に達し、その中から呼びかけ代表世話人8名(岩鶴敏治、木村良平、左近精一、白井富雄、橘 和延、西林 裕、増田 博、松嶋邦子の各氏)と事務局体制を確認しました。また、今後は思想・心情・立場の違いを超え、「日本国憲法第九条をまもる」とういう一点でさまざまな創意ある活動を進めていくことを意思統一しました。

  総会は、旧粉河町に伝わる民話を紙芝居で子供たちに広める活動をしている「ささゆりの会」の主婦6名の皆さんによる紙芝居「どうなんさん」で始まり、「九条の会・わかやま」呼びかけ人のお一人でいらっしゃる月山 桂弁護士の「不思議に命長らえて」と題した記念講演、さらに、意見発表として呼びかけ人の一人である旧粉河町文化財研究会の岩鶴氏は、梵鐘に残る戦争の爪あとについてのお話、しめくくりに、合唱団「コーロ・ソアーベ」のメンバーお二人の指導による参加者全員の合唱など、まさに地域の人々による結成総会にふさわしく老若男女が和やかに盛り上がり、「わがらの力で憲法を守っていこら」という熱い雰囲気につつまれた会となりました。
なかでも月山弁護士の講演は、ご自身の体験から始まり、軍隊を一度認めれば、軍隊は一人歩きし、国民の統制を超えて制御しがたい権力の権化と化す非常に危険なものであるということなど、憲法が軍隊を認めるように改悪されればどのような社会に変貌していくのかを詳しく話され、大変説得力のあるものでした。また「旧粉河町時代に町の顧問弁護士をされていたこともあって会場となったふるさとセンター(視聴覚室)の窓から見える竜門山に感慨深げな表情をされていたのが印象的でした。(小谷和己)


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