「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.73  08.3.11 発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
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「憲法9条守ろう」の9日宣伝が県下各地で

  3月9日(日)県下の各地域で「9条守ろう」の宣伝・署名行動が繰り広げられました。

和歌山市で9カ所の地域訪問署名行動

  和歌山市では地域署名とJR駅頭宣伝を含めて120人が参加し、726筆の署名を集約しました。事前ビラを配布した地域では、待っていてくれる、書いてくれているなど非常に効果がよいことがハッキリしました。雑賀地域では88才のお年寄りが、いっしょに廻ってくれ近所の人に呼びかけてくれるなど参加者が励まされるような場面もありました。和歌山ひがし9条の会では、行動の中で「会」の賛同者を59人獲得し、運動の輪を広げました。和歌山駅頭では15人が参加し、これまでにない多くの署名(163筆)があつまりました。

打田町宣伝行動
  
  那賀郡の会は旧打田町のスーパーねごろ打田店前で宣伝行動を行いました。「守ろう憲法9条」のパネルを掲げ、道行く車や店から出てきたお客さんに見えるように訴えました。
宣伝カーからは9条署名のお願いテープを流していたので、店の前でじっと聞いてくれる人もいました。のぼり旗を立て、旧打田町を歩きながらチラシ配布も行いました。13名の参加で楽しく行動することが出来ました。
  
海南は3地域で宣伝・署名行動

「9条の会ふじしろ」の方も参加してくれ19人の大勢で行動しました。従来は日方地域だけでしたが人数が増えたため今回は、日方、東浜、サニータウンの3カ所で取り組みました。
約1時間半で139筆集まりました。小さい子供がいる家庭では関心が高くよく協力してくれました。和歌山空襲で悲惨な体験をされた方は「戦争は絶対いやです」と話されました。この間の行動では訪問で留守のお家には署名用紙と返信用封筒を置いてきました。数日たつと何通か署名用紙が記入されて返送されてきます。最近、署名できませんという人は少なくなっています。

橋本・伊都は3地域で

  橋本・伊都では橋本、かつらぎ、高野口の3地域に別れて署名宣伝行動を行いました。橋本では労組と橋本9条の会の4人が地域を回り1時間程で29筆の署名を集めました。元自衛隊員という人には、署名はもらえなかったものの訴えに対して「話はよく理解できる」と言っていました。

御坊駅頭で宣伝・署名行動 

  日高地域ではこの日、夕刻に御坊駅頭で街頭宣伝と署名行動を行い、1時間で30筆の署名を集めました。若い人の反応がよく、また、駅前に待機していた多くのタクシーの運転手さんもこころよく署名に応じてくれました。

日高共同センターが憲法9条を守る学習交流集会

  憲法9条を守る御坊・日高共同センターは3月6日、日高教育会館で学習交流集会を開催しました。開会挨拶にたった谷口幸男共同センター代表世話人は最近の新憲法制定議員同盟の動きに触れ「改憲勢力は私たちの9条の会に対抗して改憲促進の国民運動を方針に掲げた。彼らの動きに負けないように運動を構築しよう」と訴えました。
「守り、活かそう憲法9条」の演題で講演した県民の会事務局長の坂本文博氏は「明文改憲阻止とともに派兵恒久法などの憲法破壊の動きもゆるさない取り組みが大切」と強調しました。活動交流では、美浜9条の会が、戦争体験を語る会や現在620筆に達した9条署名の取り組み、南部9条の会が現在1350の署名を今年中に2000筆達成をめざして地元3紙への記者発表をしたことなど活発に意見交流を行いました。

“壊憲”阻止へ経験交流
  
  近畿5府県の憲法会議が共同で学習交流集会

  自民、民主両党が派兵恒久法の立法化へ向けて検討を進める中「守ろう9条・許すな自衛隊の海外派兵・武力恒久法」をテーマに「憲法学習討論集会 IN 近畿」が3月1日、大阪市内で開かれました。中央憲法会議と近畿5府県の共催で行われ130人が参加しました。和歌山県からも10人が参加。憲法学者の森英樹氏(龍谷大教授、名古屋大学名誉教授)が講演し、福田政権のもとで、新テロ特措法の強行に続いて派兵恒久法立法化への動きを強めている中で「明文改憲阻止の運動とともに、憲法破壊の“壊憲”を許さない取り組みが重要」と強調されました。各県交流の中で和歌山からは障害者教育をめぐっての教育権の問題を和教組日高支部の川口貴生さん、憲法学習と地域署名行動について民医連の深谷郁さんが報告しました。 


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