「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.74  08.4.1 発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


各地域9条署名運動の交流
          県民署名推進委員会が地域交流会を開催
 
  3月16日午後、県教育会館で憲法九条を守るわかやま県民の会署名推進委員会主催の地域交流会がもたれ、伊都・橋本、那賀、和歌山市、海南・海草、日高・御坊の5地域からの代表者を含め15人が参加しました。
 主催者を代表して藤井穂住署名推進委員長(高教組)は「新憲法制定議員同盟の最近の動きにみられるように改憲派は、9条の会に対抗して、地域に改憲の拠点作りを推進しようとしている。それに負けないように県民大署名など取り組みを強めよう」と訴えました。
  取り組み報告では、美浜9条の会から、会員が570人になり、ニュースの発行、戦争体験を語る会などの開催をしながら昨年8月から署名行動を開始し、各地域を順番に地図に印を入れながら進めていることなど報告されました。海南・海草地域からは、昨年9月から月1回の署名行動を行い、集約を毎回ニュースにし、留守宅には署名用紙と返信用封筒を入れるなど工夫していると報告されました。和歌山市からは毎月JR和歌山駅前で署名行動を行い、昨年9月からは日曜日と重なる9日に市内10カ所前後で地域行動を展開し、地域と労組・民主団体が協力して取り組む地域も生まれているなど報告されました。
  那賀の新婦人からは各班単独の署名行動や那賀郡の会の行動への参加などに取り組みながら署名行動に取り組む人数を増やすために学習などさまざま工夫している状況が報告されました。
  次に、琴浦龍彦署名推進委員会事務局長より今後の進め方について、月1回程度の統一行動型の取り組みを各団体分担型にするなど日常化する努力をしようとの提起がなされ、熱心に討議が行われました。その中で、行動への参加者を増やしていくために憲法学習や労組の参加の促進、多数の9条の会づくりなどの重要性が指摘されました。

派兵恒久法、憲法審査会始動を許さない   憲法会議が全国総会
 
  3月22日(土)に憲法会議(憲法改悪阻止各界連絡会議)の第43回全国総会が東京都内で開かれ、和歌山からも代表が参加しました。総会では改憲勢力がねらう「自衛隊の海外派兵・武力行使恒久法」制定と憲法審査会の始動を許さず、改憲阻止の国民多数派形成をめざす方針を確認しました。討論で川村俊夫代表幹事は「政府はこれまで『武力行使を伴わなければ海外派兵ではなく海外派遣だ』としてきたが、石破試案は、武器使用を『国際基準』にあわせようとしている。また、安全確保活動を自衛隊の任務とすることによって、米がイラクで行っている掃討作戦をも可能とするものだ。民主が派兵武力行使法の対案を出しているもとで、情勢は動き出したら早い。その前に急いで反対世論を高めよう。」と呼びかけました。自治労連の代表は、名古屋市職労では委員長が百人分の憲法署名を達成し「ピースチャレンジャー第1号」と紹介。建交労の代表は「定期大会で5千回宣伝を提起し、函館ではすでに100回宣伝をした。」と発言。民青同盟の代表は、雇用、学費など青年の願いと結んで改憲反対の取り組みを大きくすすめたいと決意を語りました。

和歌浦9条の会が3月に2回の署名行動
 
  和歌山市の和歌浦9条の会は3月29日(土)に方男波地域に9条署名行動に入りました。3月9日に続いて2回目です。行動には6人で3つの組をつくり、留守が多かったですが21軒と対話をし28筆を得ることが出来ました。地元の9条の会世話人の名前を載せたチラシを見て、こころよく署名してくれました。特に戦争体験者は「戦争は絶対あかん」と言って署名してくれました。和歌浦9条の会は今後も、月2回のペースで実施する予定です。
「憲法9条守ろう」の大看板

    和歌浦口交叉点(和歌山市)にある「憲法9条守ろう」の看板が通行人の目を引いています。「雑賀9条の会」が昨年春に、多くの人の募金を資金に設置したもの。
  毎日24時間「憲法9条守ろう」を道行く人に訴えています。

<お知らせ>

We Love 憲法  5.10県民の集い

  5月10日(土)13:30開会 プラザホープ4F大ホール 
  講演 和田 進(神戸大学教授)「守ろう9条 許すな!壊憲」 
  主催 憲法9条を守るわかやま県民の会 


戻る