「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース
NO.78 08.5.22 発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
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5月の風に We Love 憲法
5月10日(土)午後1時30分より「憲法9条を守るわかやま県民の会」主催の憲法集会が和歌山市のプラザホープで開催され200人が参加しました。オープニングでは「うたごえオールスターズ」と「9条合唱団」が総勢30人で、集会テーマソングの「5月の風に」など3曲のピースソングを歌いました。 続いて白浜三段壁の「いのちの電話」で知られるバプテスト協会の藤藪庸一牧師(9条の会わかやまの呼びかけ人)が連帯の挨拶に立ち「平和のために武器を捨てようと呼びかけた日本国憲法9条を守るために私は犠牲を払いたい」と決意を語りました。 |
「守ろう9条 許すな“壊憲”」の演題で講演した神戸大学の和田進教授は、日本国憲法前文にある「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する」の意味をくわしく解説して、日本国憲法は日本及び世界の共同綱領としての役割を果たしていることを強調しました。また最近の改憲派の動きとして解釈改憲と明文改憲の両輪で進めようとしていることに触れた後、自衛隊イラク派兵差し止め訴訟名古屋高裁判決の画期的意義について力説しました。 |
参加者からは「日本国憲法が人類の歴史の流れの中で、どのようにして出来てきたのか学べて良かった」「平和的生存権という概念を初めて知りました。また、勉強したいです」「名古屋高裁判決の解説はとてもよく分かりました」「若い牧師さんメッセージは新鮮で良かった」などの感想が出されていました。
「和歌山ひがし9条の会」結成総会開かれる
5月11日(日)に、和歌山市内の東部(宮・岡崎・西和佐・安原・山東と呼ばれる地域とその周辺)をエリアにする「和歌山ひがし9条の会」結成総会が75名の参加で開かれました。昨年の9月から準備を始めて、これまでに、賛同会員を146世帯203名集め、市内で8番目の「地域9条の会」となります。
総会では、よびかけ人の小林民憲氏のあいさつのあと、ビデオ「海にすわる〜辺野古600日の闘い〜」を見ました。その後「嶋清一とその時代」と題して山本暢俊氏の記念講演を聞きました。山本氏は、嶋清一について取材をする中で、「その場に自分が居たらどうしただろうか」と問いかけながら、「戦争」や「平和」について考えるようになり、高校野球を通して戦争で亡くなった嶋清一や戦争のこと、9条について考えて欲しいと話されていました。(和歌山市9条センターニュースより)
海南海草地域で署名・宣伝行動
5月11日(日)9時30分から8名の参加で署名宣伝行動を行いました。今回は元気市や商店街で行いました。打ち合わせの時、雑賀県会議員が作成した憲法問題のスライドを見せて頂きました。幸いにも雨が降らなかったものの、曇り空で肌寒い中、元気市に来られた人や商店街に買い物に来た人にビラを渡しながら署名をお願いしました。今回の行動で149筆の署名が集まりました。最近の世論調査でも、「憲法9条を変えなくてよい」が66%になり「変える方がよい」の23%を大きく上回っています(朝日新聞)。署名を訴えると、ほとんどの方が快く協力してくれました。(海南海草憲法9条改悪反対署名推進ニュースより抜粋)
はしもと9条の会が「平和のつどい」
「はしもと9条の会」は5月18日、結成2周年を記念して、橋本市教育文化会館で「輝け憲法9条・平和のつどい」を開催し、56人が参加しました。はじめに泉敏孝代表世話人が2周年の活動の歩みと今後の活動方針について報告提案。
つづいて関西勤労者教育協会講師の中田進氏が「世界に輝く憲法と私たちの出来ること」と題して記念講演を行いました。中田氏は豊富な資料をもとに、憲法9条の出来た背景から現在に至る戦前・戦後の歴史をユーモアをまじえて分かりやすく解きほぐし、戦争する国にさせなかった憲法9条、海外で戦争する国への動き、世界の動きと日本の役割・私たちに出来ることの3点を詳しく述べられました。憲法前文・9条が日本と世界とアジアの平和に大きく貢献している具体的事実を紹介、9条の会への期待とともに参加と学習を呼びかけ、当日新たに4人が入会しました。
参加者から「世界での9条の位置づけもよく分かり、深く9条を理解できました」「すごく分かりやすくて良かった。親子で先生の話を聞く会もしてほしい」「憲法9条の大切さはよく知っているつもりでしたが、お話を聞き改めて大事さを痛感し、守り抜かねばと再認識しました」等の声が寄せられました。