「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.79  08.6.16 発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
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憲法9条は世界の宝、派兵恒久法ゆるさない!JR和歌山駅前で9日宣伝行動

  6月9日「憲法9条を守るわかやま県民の会」と和歌山市9条センターは、午前11時から1時間、JR和歌山前で9日宣伝署名行動を行いました。各加盟団体より20名が参加、3名がマイクをにぎり「アジア、アフリカ、南米などで紛争の平和的解決をめざす潮流が強まり憲法9条が、今世界でも注目を浴びている。憲法9条は世界の宝です」「自衛隊派兵恒久法など憲法9条やぶりの動きを阻止しましょう」と訴えを行いました。宣伝カーには「9条を守る署名をしよう」ののぼりを掲げ、7月12日(土)開催予定の自衛隊イラク派兵違憲訴訟名古屋高裁判決の学習会の案内も含んだチラシ配布をしながらの訴えを行い、この日は87筆の署名が集まりました。

海南・海草で署名・宣伝行動
 
  6月11日(日)9時30分から12名の参加で署名宣伝行動を海南市の船尾地域で行いました。天気予報に反して幸いにも雨が降らなかったものの、蒸し暑い中2人で1組で地域を回りました。
  今回も参加者からは、前回同様署名を書いて待ってくれていた方や、快く協力してくれる方が増えているという感想が出されました。「9条やね」と走ってもってきてくれた署名用紙には近所や親戚の人などの名前で全部うめられていました。また「45年の7月に招集され、8月に九州に行ったがそこで終戦になった。もう少しで死んでいたかもしれない」など話してくれた方もいらっしゃいました。しかし、署名の趣旨は分かるが、「9条の会」という団体が分からないという方や「9条」そのものを知らないという方もいることも参加者から出され、会をアピールする看板など必要という意見も出されました。留守のお宅には返信用の封筒とお伺いしましたというビラを置いてきました。郵送分も含めて9日現在111筆の署名が集まりました。(海南海草署名推進ニュースより)

『青陵9条の会』発足
 
  平成19年度末、遅まきながら漸く本校においても”9条の会”の発足の運びとなり、皆様方のお仲間に加わることが出来、胸をなで下ろしている次第です。本会の大きな特徴としては、出来るだけ多く青陵高校関係者に参加していただきたいとの思いから、本校PTA会長を初め、組合員や組合員でない教員、また退職した本校教員など、様々な立場や考えを持った人々に広く呼びかけ人となっていただいていることだと思います。そのためにネイミングも「青陵高校9条の会」ではなく、あえて高校を省き『青陵9条の会』としました。これから、本校職員や保護者及び市内に在住の卒業生など多くの方々に訴えかけて、活動の幅を広げてゆきたいと考えています。
  まだまだ発足したばかりで、憲法9条を守るために何をなすべきか、何が出来るか、どのように進めてゆくのか、分からないことばかりでありますが、一歩ずつでも歩を進められればと、会員一同、意を新たにしているところです。(青陵高校職員よりいただいた文章の抜粋です)

「小・中・高の教科書に見る憲法学習」  和歌山市9条センターが学習会
 
  6月14日和歌山市勤労者総合センターで、憲法9条を守る和歌山市共同センターが「小・中・高の教科書に見る憲法学習」のタイトルで学習会を開催し20人が参加しまし た。はじめに小、中、高の現場の先生が一人ずつ、それぞれの学校で憲法をどう教えているかを報告し合いました。小学校からは、憲法97条にあるように「基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」であることを重視し歴史的事実や最近の事例とむすびつけて教えている、中学校からは、9条を変えようとする動きや徴兵制のことで生徒は敏感に反応すること、さらに高校からは、具体的事実や歴史と結んで教えると、アンケートなどで積極的受け止めが見られたなど学習上での工夫の様子が紹介されました。
  後の討論と交流では、戦争体験を子供たちへどう伝えているか、学校現場での憲法学習の様子などへの質問、学校でもっと意識的に憲法学習を進めて欲しいという要望などが出されました。 

<お知らせ>
 「派兵恒久法阻止・自衛隊イラク派兵違憲判決から学ぶ集い」
   7月12日(土)13:30    安保県民会議、憲法9条を守る県民の会、県平和委員会の共催
  会場  日赤会館3階
  講演 「名古屋高裁判決の歴史的意義」  弁護団  加藤悠史弁護士 (名古屋北法律事務所)


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