「憲法九条を守るわかやま県民の会」ニュース

NO.84  08.9.16 発行「憲法九条を守るわかやま県民の会」事務局
県地評 Tel 073-436-3520 Fax 073-436-3554 E-mail w-chihyo@naxnet.or.jp


「戦争はいやですよね」と対話して憲法署名
  JR和歌山駅前で9日宣伝・署名行動

  9月9日、毎月恒例の9の日宣伝が行われました。
初秋とはいえ、まだ陽ざしはきつい中でしたが宣伝には18名が参加し、マイクで憲法をめぐる情勢を訴え、ビラを配り、県民過半数署名は118名分の署名が集まりました。
 「憲法改正反対」の声が「賛成」を上回る今の情勢は、宣伝行動参加者にも勇気を与えはじめています。署名板を率先して持ち、署名を旺盛に集める方。署名をお願いしながら、「戦争は嫌ですよね。」と対話を始める方、等々いろいろな工夫も見えてきています。
来月も9の日に!ぼちぼちがんばりましょう。(村上知子)

 
「日高川町9条の会」発足

  8月29日、夜7時30分から日高川町交流センターで日高川町9条の会が60人の参加で発足集会を開催しました。呼びかけ人を代表して寒川三郎さんが開会挨拶をしたあと、美浜町の元町議(無所属)の児玉五郎さん(85才)が講演しました。戦前、戦中、戦後を生きてきた体験を話され、「平和を守るために、憲法を守り抜きましょう」と力強く訴えられました。これで日高郡6町のすべてに地域9条の会が発足したことになります。

ともに学び語りあう  「 変えたらあかん憲法9条中辺路の会」 2008年度総会
 
  8月9日夜。20人に満たない小さな集まりでしたが、密度の濃い内容でした。一つは『戦争のつくりかた』という本の学習です。まずこれを朗読します。DVDでも見聞きします。
ユニークなのは、役員数人による朗読です。本の各項目と、実際の日本社会の変化を比較対照します。自衛隊法、PKO協力法、テロ特措法、イラク特措法、武力攻撃事態対処法、国民保護法などを丹念に調べ、「証拠」として示すわけです。これによって「戦争をしないと決めた国」日本が「戦争できる国」へと、恐ろしいほどに変えられてしまったことに改めて気づかされました。もう一つは戦争体験です。地元の古老の話を録画し、それを見てもらうのです。最後は、話し合いの時間が足りず、予定時間を大幅に越えて閉会となりました。(たなべ9条通信より)

私たちの運動が情勢を変えた!    2008年憲法講座に500人

  2008年憲法講座が8月31日東京・明治大学で開かれました。中央憲法会議と首都圏4都県の憲法会議が主催したもの。
 「臨時国会をめぐる情勢」について日本共産党の笠井亮衆議院議員が特別報告しました。笠井氏は改憲を発議できる憲法審査会の「機能停止」や自衛隊海外派兵恒久法で与党のプロジェクトチームが「中間報告」の提出にとどまっているなど、国民の世論と運動が改憲策動を遅らせていると指摘。「総選挙で改憲策動を遅らせるだけでなく、断念させるように力を前進させよう」と訴えました。
 「日米同盟の新段階と日本国憲法」について吉岡吉典元参議院議員が講演。世界で平和の共同体が発展していることを紹介。憲法改悪はこの世界の大勢に逆らうものだと指摘しました。
  一橋大学の渡辺治教授が「今日の政治情勢の特徴と改憲運動」の演題で講演しました。任期中の改憲を掲げた安倍前首相が挫折したのは、「構造改革」路線が貧困と格差を拡大し、反「構造改革」の運動の前進と、改憲反対の私たちの運動が情勢を変え、彼らに打撃を与えた結果だと述べ、反「構造改革」と反改憲の運動を結んだ取り組みの大切さを訴えました。

海南・海草署名宣伝行動で76筆

  9月6日(土)9時30分から10名の参加で日方の東雲地区で署名宣伝行動を行いました。暑い中、5つのグループに別れて署名と憲法講演会(9月25日 講師 久保博之弁護士 )のお知らせビラを持って各家庭を訪問しました。今回の行動では、留守のお宅が多かったのですが、中には署名を書いて待ってくれていた方や「訪問したときは買い物で留守だったので」と後を追って署名を持ってきてくれた方もいました。今回は狭い地域で行ったのでゆっくり話すことが出来ました。署名をしてもらえなかった方の中には「よくわからないので」とか「9条を変えることについて聞くたびにどちらがよいか分からなくなる」などの声が聞かれました。講演会のビラを渡してぜひ参加して下さいと呼びかけました。今回の署名行動では76筆の署名を集めることが出来ました。9月6日現在で署名の数は1346筆になりました。(海南海草署名推進ニュースより)


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