2008年6月県議会 総務委員会 概要記録

2008年6月24日

《質問》 藤井健太郎副委員長
 今回の議会に、和歌山県同意集積区域における県税の特別措置に関する条例が上程されている。企業立地促進法に基づいて和歌山県が紀北地域で電子関係、家電関係、新エネルギー関係の企業誘致をするに当たって、経済産業省から同意を得て、不動産取得税、県固定資産税の減免をするもので、これは、同意日から5年以内となっている。
 同意集積区域の基本計画の重点地区にコスモパーク加太が指定されている。企画部の方としても、コスモパーク加太用地を企業用地として売却していく方向がある。
 県内では、重点地区として、橋本とコスモパーク加太と西浜とがあり、西浜と橋本については、企業用地として造成されていて、一定のインフラも整備されているが、コスモパーク加太については、形のままというか、真ん中に道路が1本通っていて、上下水道とガスが来ている。その中で、5年以内に売却すれば特別措置があるという条例を一方で協議しているわけだが、コスモパーク加太については、いくらで売るとか、借地契約を加太菜園のような借地契約にするんだとか、企業用地として造成するんだとか、そういう話を聞かない。
 企業立地課は商工観光労働部で、非常に熱心にやっていて、コスモパーク加太は、企画部で持っている。今後の見通しについては、どういう方向が今の時点で言えるのか。
 コスモパーク加太の借金返済をずっとしているわけで、県が借地をしてその借地料で返済する、また、企業誘致をして土地を売却して返済するという計画があるわけだが、県が借地をして返すというのは進んでいるが、企業誘致をして売却をして返すという方は一向に進んでいないように見えるが、一方でこういう条例が出てきているわけで、その辺をどのように考えているのか。

《答弁》 室谷コスモパーク加太対策室長
   今のコスモパーク加太の活用の仕方については、確かに、上下水道も引いているところであるが、十分なインフラ整備になっていないと考えている。
   ただ、今、何もなしに、卵が先か鶏が先かという話もあるが、県の財政状況は非常に厳しい状況にあり、インフラ整備の先行投資という状況にはないと思う。
   ただ、大きなチャンスを捕まえた場合には、議会の皆様方と相談し、思い切った大きな投資ということも考えている。
   重点地区として指定を受けたことについては、コスモパーク加太の土地の価値を上げていくという意味で、今回の指定を商工観光労働部でやってもらい、土地のPRになれば良いと考えている。そういうひとつひとつの積み上げが、今の取り組みとして非常に重要であると考えている。

《質問》 藤井健太郎副委員長
 今のところ、まだ、白紙状態ということで理解したら良いのか。
 全国的に企業の誘致合戦で、いろんな補助金制度を作ってやっているわけだが、補助金制度があれば企業がそこに来るというわけではないし、企業が図や地域を選ぶ時代になってきており、コスモパーク加太というのは、和歌山県の負の財産として、敗戦処理のような形になっているわけだが、多額の税金を投入してどこまでするのかという問題もある。
 しかし、いずれにしても、県としても方針を示してもらわないとだめなことだと思う。決意というか、本当にお手上げ状態なのか。具体的に目途というのを作っていけているのかどうか。

《答弁》 室谷コスモパーク加太対策室長
   全く目途がないということではない。確かに、去年4月からでも何件か現地を見に来られた方はいる。まだ、結果として、決まったものがないのが実情だが、引き合いは去年4月からでも何件もある。
   企業立地課でも売り込みに回っている。このスキームは、長期のスキームになっているので、必ず何とかできるものと考えているし、日々の個々の積み上げが非常に大切と考えている。


《質問》 藤井健太郎副委員長
 紀美野町の接待について、県関係の内容の詳細については、町から提供された名簿の調査を行っているということであり、人数の問題で、アンケートでの申告が85人、実人数約200人である。延べ人数的なところも把握されているのか。

《答弁》 中野監察査察監
   一般質問のなかで、知事が回答したと思うが、全体で実人数は197名ということである。うち現職は134名。しかし、これもヒアリングを実施中であり、概数である。

《質問》 藤井健太郎副委員長
 先程、管理職が多いということであったが、当時の部長、課長、局長等分析したらわかるのか。

《答弁》 中野監察査察監
   現在、把握していない。きちんと確認したうえで公表したいと考えている。公表の中身はまだわからないが、なるべく具体的に公表したい。

《質問》 藤井健太郎副委員長
 管理職となると職務権限との関わりが出てくるところが気になる。部長、課長が含まれているとなれば、当時から利害関係者から物をもらうなという通達が折に触れて出されていたが、管理職自身が守っていなかったということにつながってくる。木村知事にしても官製談合という問題があった。県の職員で特に管理職、上層部が県民に不信感を招くような行為があり、職務権限と関わるような問題があったとなれば、知事だけでなく県庁の体質に問題があったのではないかということになりかねない。管理職でも通知が出されている中で、利害関係者から金品をもらっていたとなれば、せっかく規程を作っていてもこれが遵守されるのかという問題につながる。罰則があるからとか、処分されるからしないというのではなく、公務員は身分保障もされ、給料や退職金なども大企業並に過分にもらっている。全体の奉仕者として、職務に専念する、本来の仕事をしっかりするということがあれば、いろんな誘惑をはねのけて、県民の全体の利益のために仕事ができるのではないかと思う。そういう公務員であって欲しいと願う。そういうことから考えると、この間題をどう考えて、どう解決して、県民に説明するのか総務部長から所見を聞きたい。

《答弁》 小潰総務部長
   公務員は全体の奉仕者として、公平で公正でなければならず、そのとおりだと思う。知事からも本会議で話しがあったが、今の状況を途中経過ではあるが、脇が甘いという部分があれば、反省しなければならないところがある。たぶん町からということがあって、若干脇が甘かったのかとも考えられるが、今後はそういうことがあってはいけない。全体の奉仕者として努めてまいりたい。

《質問》 藤井健太郎副委員長
 全体の奉仕者であらんためにも、今回のこの間題に限らず他の町からも金品を受けていたことがあるかも知れない。この機会にこれだけの問題だけなのかも含めて見直して見る必要があると思うが、そういった取り組みをするということがないのか。

《答弁》 中野監察査察監
   委員指摘のとおりだと思う。これからも今回のことを踏まえて、もう一度綱紀の粛正に努めたいと考えている。

《質問》 藤井健太郎副委員長
 是非この機会に紀美野町以外の町や業者からについてもきちんとやって、今回の件について県民が納得いくように、隠すのではなく、部長や課長についても職務権限の問題等難しいと思うが解明できるとことはきちんと解明するという姿勢で臨んで欲しい。そういう方向ははっきりしているか。

《答弁》 中野監察査察監
   委員指摘のとおりだと思う。監察査察室として、適正で透明性をもった結果を出したいと考えている。


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