松坂英樹県議は18日、県議会本会議一般質問で補正予算計上の県立射撃場建設計画についてただしました。

   射撃場は事業費5億5,000万円で、湯浅町の山田山に建設するというものです。松坂議員は、全国各地で射撃場が銃弾の鉛による環境汚染で使用中止や廃止に追い込まれている現状を紹介するとともに、とん挫したゴルフ場の乱開発のつめ跡が残る山田山の自然回復に取り組んできた住民らにとって、寝耳に水の計画であることを指摘し、仁坂吉伸知事の姿勢をただしました。
   仁坂知事の答弁は、施設建設について国の補助金を示したものの、維持コストや運営などの試算はなく、鉛対策の具体的な中身にもふれずじまい。住民同意については「同意は市町村がやるものでそれが(誘致の)条件」というもので、松坂県議は「まず調査費をつけ住民などに説明し、十分な同意を得た上で予算計上すべきだった。住民同意なしに進めるべきではない」と要求しました。


知事の姿勢をただす、松坂県議=9月18日、和歌山県議会
県が射撃場建設で予算  松坂県議が知事ただす
                                                  2009年9月18日
09年9月議会

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