高校まで就学援助して
 雑賀県議が要求



201038
   和歌山県議会で3月8日、日本共産党の雑賀光夫県議が一般質問し、教育費と子どもの貧困の問題をただすとともに、地デジヘの対応や津波防災堤防の問題などをとりあげました。
   雑賀県議は「高校授業料無償化は大歓迎だが、これまで授業料減免をうけていた苦しい家庭には何の支援もない」として、授業料以外でPTA会費などの納付金、教科書や実験実習材料費、学生服などで24万円の負担になること、小中学生で就学援助を受けている子どもは県内で1万人を超えているのに、高校では受けられないことをあげて、就学援助制度の高校までの延長、給付型奨学金が必要だと訴えました。
   県教育長は「給付型奨学金などを含めて、高校生に対する就学援助の制度化を国に働きかけており、今後も要望していく」と答えました。
   雑賀県議はまた、養護教員から「給食だけが栄養源になっている小学生」「お弁当を持ってこられない中学生」の実態が報告されていることを紹介し、「すべての学校で学校給食を」と要望。県教育長は「市町村教委と連携して学校給食の普及に努める」と表明しました。
   現在建設が進められている、黒江湾の津波防災堤防が、津波時に塩津・戸坂など周辺地区にどう影響するのかをただしたのに対し、県士整備部長は「詳細な津波シミュレーションを、国土交通省で実施中。その結果を踏まえ、必要に応じた対応を国に働きかける」と答えました。


        10年2月議会

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県に訴える、雑賀県議=3月8日、和歌山県議会