TPP反対

  知事は表明を

   松坂県議の質問から



2010128
 和歌山県議会本会議で12月8日、日本共産党の松坂英樹県議が一般質問に立ち、農業問題などで県の姿勢をただしました。
 松坂県線は、環太平洋連携協定(TPP)への参加問題について「食料と農業を破壊するだけでなく地域経済全体を破壊するもの」と批判し、知事として国にはっきり反対の意思表示をすべきだと迫りました。
 仁坂吉伸知事は、TPPそのものへの態度は明らかにしなかったものの、現状について「国は農業の競争力を高める政策をお金に換算して60%もカットした。対策を弱めてTPPの荒波にさらすなど常軌を逸している」と批判し、国に影響緩和の対応を要求するとしました。
 鳥獣被害について松坂県議は、「地域・集落の存続にかかわる地域政策の問題として正面から取り組むべき課題」と指摘。有田川町などで対策費が年約2000万円に達する一方、県単独予算が約4000万円しかないことを示し、対策強化を求めました。仁坂知事は「来年度予算で抜本的強化をする」と約束しました。

    2010年12月議会

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県の姿勢をただす、松坂県議=12月8日、和歌山県議会