同和行政の終結要求
    和歌山県議会
      雑賀議員が、ゆがみ指摘




201237
 日本共産党の雑賀光夫和歌山県議は3月7日、県議会本会議で、同和行政の終結を求めました。
 雑賀県議は、和歌山市の旧同和子ども会に年間500万円もの補助金が支払われている問題で、和歌山市外部監査による「県からの補助金と市からの補助金を合わせると全額補助されている」「補助対象要件を満たす子ども会を作るために、作為的に子ども会を設けることを可能にしている」などの指摘を紹介。「ゆがんだ同和行政をひきずっている」と是正を要求しました。
 保田栄一環境生活部長は、要綱に基づき市町村に交付という従来の答弁を繰り返し、仁坂吉伸知事も「ルールに従い適正に処理している」、と答弁しました。
 雑賀県議は、和歌山県同和教育基本方針の廃止を要求。「同和問題の残された課題も含め、人権教育方針で対応できる」と迫りました。
 西下博通教育長は、残された課題があるという従来の答弁を繰り返しました。
 事業費2億円を超える『和歌山の部落史』編さん事業で、環境生活部長は事業費縮減を報告。同事業の不明朗さを追及してきた雑賀県議は「さらに圧縮を」と要求しました。
 風力発電による低周波公害について、鈴木敏彦福祉保健部長は「因果関係があきらかになっていない」と答弁。雑賀県議は「風車停止で疾患も消失」という成蹊(せいけい)大学・岡田健氏のリポートを紹介し、被害者救済を訴えました。

    2月和歌山県議会

    県政情報・提案と見解
    和歌山県議団TOP


県に求める雑賀光夫県議=3月7日、和歌山県議会