補助金不正問題を追及 和歌山県議会 高田議員が質問
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県の姿勢を追及する、高田由一県議=9月24日、和歌山県議会 和歌山県議会本会議で日本共産党の高田由一県議は9月24日、田辺市での紀の国森づくり基金の補助金をめぐる不正請求などで一般質問しました。
 高田県議は、田辺市の自民党市議が同市議に関連する8団体を使い5年間に紀の国森づくり基金から約3700万円の県補助金を受け取り、うち2300万円が使途不明になっているという新聞報道を紹介。徹底解明と事業そのものについて県の姿勢を追及しました。
 増谷行紀農林水産部長は、県調査でも「不適正な支出があきらかになった」と答弁。同基金の運営委員会で問題となり事業が不合格になったのに県事務局が持ち回り決済までして合格にしたことについて「採択の基準を逸脱してまで採択したことはない」としました。事業が民有林対象なのに病院敷地ののり面や漁港の緑化事業に使われたことについて「要領上問題はない」としました。
 さらに高田県議は、南海トラフの巨大地震への対応を質問。半田和雄危機管理監は「市町村の避難路整備など支援する」と答弁。観光客対策については「緊急速報メールなどで防災情報を伝達する」としました。遅れている木造住宅耐震化について尾花正啓県土整備部長は「市町村などと連携し耐震化に取り組む」と答弁しました。
 消防法改正による地下タンク油漏れ規制の強化で過疎地のガソリンスタンドがなくなってしまうかもしれない問題で野田寛芳企画部長は「過疎集落支援総合対策事業の適用などできないか検討する」と答弁しました。

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